Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

懐かしさ ~台湾の旅~

台湾好きのAkiです。

 

なんども台湾には行きました。
そして台湾については以前も書きました。

tuaki.hatenablog.com

 

本当に好きな国です。

好きな理由の一つは、外国なのですけど『懐かしさ』を感じることです。台湾の首都、台北の駅の近くに逸仙公園(いつせんこうえん)というのがあります。台湾での旅を終え、台北から桃園空港に行くにはまだ時間がありました。その時間を使って台北駅から歩いてその公園に行ってみました。

 

f:id:TuAki:20191220233705j:plain

台北・逸仙公園)※ネットからの引用

 

逸仙というのは、中国建国の父、孫文の別名です。公園は台北駅の東側にあり、ひっそりとしています。このあたりは官庁街なので、唐突感があります。なぜ逸仙公園と呼ばれるかというと、孫文が台湾を訪れた際に宿泊した旅館「梅屋敷」(日本統治時代の割烹旅館)の一部があるからだそうです。公園の周囲は中国風の壁なのですが、一歩中に入ると明らかに日本家屋です。庭も若干中国風なのですが、家屋はちょっと古い、でも今の私たちでも住めそうな親近感のある建物でした。建築年は1900年ということですから、日本で言えば明治33年、日清戦争に日本が勝利して台湾を得て間もない頃です。日本の鼻息は荒かったと思います。それでその勢いのある日本人たちはこの旅館でどんちゃん騒ぎをしたことでしょう。

 

f:id:TuAki:20191221080056j:plain

f:id:TuAki:20191221080124j:plain

f:id:TuAki:20191221080159j:plain

f:id:TuAki:20191221080335j:plain

台北・逸仙公園)※ネットからの引用

 

こんな小さな日本式旅館のほかにも台湾には多くの日本統治時代の建物が残されています。

4travel.jp

 

日本は当時、莫大なお金をかけて初めて得た植民地の経営をやりました。気合が入っていたのだと思います。その雰囲気は今でもある台湾総督府や国立台湾博物館、台湾病院などの壮麗な建物からもしのばれます。それらの日本人が建てた建築物、同じ日本人としてAkiは『懐かしさ』を感じるのですが、それだけではない。

日本が戦争に負けて、台湾の領有を放棄したのち、中国国民党の統治を経て、民主化が成った台湾で、日本の建物が大事にされていること、そこに台湾人の心情を垣間見ることができます。古き時代を残す意志、それは私たち日本人と共有できる心情だと思うのです。

 

 

懐かしさ ~台湾の旅~(終わり)

 

 

ミモザ

Akiです。

 

 

どうでもいい話なのですが、自分の家には庭がありません。
寂しい限りです。

でも、ベランダがあるのでそこで植物を育てています。

夏場はゴーヤ。
もう何年も緑のカーテンを作って、おいしいゴーヤを収穫してきました。でも、春、秋、冬が寒々としていて緑が欲しいなと思ってミモザの苗木を買って育てることにしました。

 

ミモザマメ科アカシア属の常緑樹。3月から4月に花が咲き、木全体が鮮やかな色に染まるそうです。とっても楽しみ。

 

そして、ミモザ花言葉。たくさんあります。

「友情」
「優雅」
「秘密の愛」
「真実の愛」
「秘かな愛」
「豊かな感受性、思いやり」
「堅実」
「エレガンス」
「神秘」

 

Akiが育てているのは黄色い花をつけるミモザ
黄色いミモザ花言葉は、特に「秘密の恋」だそうです。

 

いいですね!!!!!!!!! 秘密の恋!!!!!!

 

イカップルにぴったり。

大事に育てます。

 

f:id:TuAki:20200201111620j:plain

 

ミモザ(終わり)

 

アザーンの風景 ~中近東の旅~

Akiです。

 

 

以前、何回かに分けて中近東を旅行しました。
トルコ、ヨルダン、イスラエル、エジプトです。
イスラエルを除いていずれもイスラム教の国です。

非日常を求めて旅をして、毎日、アザーンを何回も聞くはめになり、その音が、日常と化して行きました。

アザーンイスラム教における礼拝への呼び掛けのこと。礼拝の時間だよ、というお知らせ。「神は偉大なり」という意味の「アッラーフ・アクバル」の繰り返しから始まる。 これが一日5回。

 

『トルコ』

トルコで不思議な男の子と知り合いました(ゲイではないです、念のため)。

ぷらぷらと冬のトルコを旅をしていたAkiに声をかけてきて、寒いでしょ。温かいところ、知っているからついてきて、と言われて、行ったところがパン屋の奥のかまどの前。確かに暖かくて、人心地がつきました。

それで、パン屋が一生懸命仕事をしている脇で、その子ととりとめもない話をしました。

ギリシャは本当に頭にくる、ギリシャのやつらがやってきたら、俺たちの軍隊がやっつけてやる』、としきりに隣国であるギリシャの悪口を言います。

この2つの国は仲が悪いのです。

トルコの南、地中海に浮かぶ島、キプロス
ここは、ギリシャ系のキプロス共和国とトルコ系の北キプロス・トルコ共和国とで分断されています。この小さな島の中でトルコとギリシャの代理紛争が行われているのです。


トルコとギリシャ、お互いの理解は容易ではありません。


両者の間にはボスポラス海峡があるのですが、それは、
アジアとヨーロッパの分岐点。
イスラムキリスト教の分岐点。

文化、宗教、民族、どれをとっても相まみえることはできなさそうです。

 

で、この子はなんなんだ、と思っていたら、自宅で民宿をやっていて、そこに泊まらない?ということでした。要するに客引き。でも、ぼったくるわけでもなく、安くしてくれるし、食事もだす、ということなので一泊しました。その子のお母さんがトルコ料理でもてなしてくれて、なんでトルコの一般家庭に俺はいるんだろう、と不思議な気持ちになりました。でも、アジアの西の端のトルコ、日本人であるAkiは親しみを感じたのでした。

『ヨルダン・イスラエル』 

ヨルダンを旅したとき。このとき季節は夏でしたが意外と寒い。無理してプールで泳ぎましたが、体が冷えてしまいました。ヨルダンは砂漠というか、荒地のような土地が多く、緑があまりない。なので寒暖差が激しいのでした。首都アンマンは見るべきものはあまりないのですが、一日5回、きっちりアザーンを聞きました。またイスラム教のモスクにも行きました。外国人が入っていいものなのか、ちょっと躊躇しましたがまったく問題なしでした。イスラムモスクの中で正座して、お祈りをするたくさんの人をぼんやり眺めていました。その雑踏とアザーン、それがイスラムの国の日常なのでした。

 

そして、首都アンマンから紅海の港町、アカバまで、途中ペトラ遺跡を見学し、ヨルダンの砂漠を車で突っ走りました。アカバは、映画『アラビアのロレンス』の舞台となったところです。

 

f:id:TuAki:20191220193607j:plain

ペトラ遺跡)※ネットからの引用

 

で、紅海に面したアカバに着くとほっとしました。海が見えて、水の匂いを感じたからです。アカバの東はサウジアラビア、西はイスラエル。さすがにサウジアラビアへは入りませんでしたが、その国境まで行きました。国境付近でヨルダン人ドライバーが肩をすくめながら言いました、ここまでだよ、これ以上は行けない。ヨルダン人にとってもサウジアラビアはちょっと怖い、そんな雰囲気でした。逆にイスラエルは国境を徒歩で簡単に超えることができました。日本人だとビザもいりません。簡単に入って、簡単に戻ることができたのです。ヨルダンはイスラムイスラエルユダヤ。不倶戴天の敵同士なのですが、行き来はできるのです。それは意外にもヨルダンという国が進歩的というか親米路線をとっているからなのです。


『エジプト』

ヨルダンから空路でエジプトのカイロへ。名物料理の鳩を食べました(あまりおいしいものではないですね、香辛料のきつい香りが記憶に残っているだけです)。

それと、やはりピラミッド。カイロの郊外に行くと、卒然と聳え立っていました。

しばしの感動。

国立博物館には、ツタンカーメンのミイラなどなど、世界の至宝が目白押し。

しかし、その付近には隙あらばぼったくってやろうとする人々が目白押し。その戦いにはかなりのエネルギーを費しましたが、それも旅の風景です。

 

中近東の旅、いろいろなことがありました。いろいろな場所、観光地を巡りましたが、その旅のBGMはいつもアザーンだったと思います。モスクから流れてくるその声を聴くことが日常で、中近東を彩るものはアザーンの風景』だったと思います。

 

 

アザーンの風景 ~中近東の旅~ (終わり)

台湾ツアー

Akiです。

 

 

ベトナム人の彼氏が台湾に行ってきました。
彼氏はベトナムで、外資系企業に勤めているのですが、その会社がお金を出して、慰安旅行ということで台湾に連れていってもらったのです。

要するに、会社丸抱えのお気楽『台湾ツアー』、3泊4日の旅。

 

自分で自分のことを怠け者と言う彼氏。

『こんな楽な旅行はない。ハノイから旅行会社の添乗員がついてくれて、僕たちはただ、その人に付いていけばいいだけだよ』とか言ってよろこんで行きました。

 

で、台湾から次々と写真が送られてきました。
ベトナム人台湾ツアーをたどってみます。

 

f:id:TuAki:20200201054644j:plain

『台湾に着いたよ』、という連絡。
多分、台北桃園国際空港

 

f:id:TuAki:20200201054837j:plain

台北101からの夜景だよ』と彼氏。 きれい!

台北101は、台北市信義区にある超高層ビル。地上101階建てで、名前はこれに由来するそうです(高さは509.2m、地下は5階まである)

 

次は、あと5年で見れなくなると言われている台湾の風景特定区の『野柳(イエリョウ、 Yehliu Geopark)』。ここは風化や海によって侵食された岩の岬が、独特な世界観を生み出していることで人気です。

f:id:TuAki:20200201054735j:plain

f:id:TuAki:20200201054952j:plain

f:id:TuAki:20200201055025j:plain

 面白い場所ですね。自分はまだ行ったことがない。行ってみたい!

 

そのあとは淡水(Tamsui)で夕飯を食べたそうです。

『中華料理はオイルまみれ、おいしくない!』 と言ってました。
ベトナム料理は淡泊なので、あわないんでしょうね。
それでも彼氏は全部食べたそうです。

 

次の日は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」で有名になった九份(きゅうふん/ジョーフェン、Jiufan)』。その山奥の斜面に広がるノスタルジックな建物の数々や、所狭しと情緒あふれるお店がたくさんあります。

 

f:id:TuAki:20200201055056j:plain

f:id:TuAki:20200201055122j:plain

 

 

次は、幻想的に火が灯るランタン上げで有名な『十分(シーフェン Shifan)』。毎年旧正月にランタン上げの行事が行われる場所ですが、その時期でなくてもランタン上げを体験することができます。願い事によってランタンの色を選べるようになっており、自分の願いを書き込んで飛ばすことが可能で、彼氏も書いたそうです。

”で、何って書いたの?” と聞くと、

『健康で幸せでありますように』
『あと、お金がたくさんもかりますように、って書いたよ』

”あれ? 俺たちのことは書かなかったの?”

『・・・』

 

f:id:TuAki:20200201055140j:plain

 彼氏が書いた、空とぶランタン

 

あとは、有名な『国立故宮博物院、National Palace Museum』。約2万点にも及ぶ世界的価値のある中国工芸品や宝物などを鑑賞でき、広い館内をしっかり見て回るには3〜4時間必要だそうです。

『こんなたくさんのものを見るにはツアーの時間が少なすぎる!』
  と彼氏は怒ってました。

『僕は、すごく興味深かった、でもほかの人はつまらないと言っていたよ』

Akiもここは定番なので行きましたが、つまらない、という意見に賛成です(苦笑)。

 

f:id:TuAki:20200201122327j:plain

3000年前の中国の剣

 

f:id:TuAki:20200201122628j:plain

ひすい?

 

 

中正紀念堂、National CKS(Chiang Kai-shek) Memorial Hall』
ここも定番の観光地ですね。 

f:id:TuAki:20200201175356j:plain


元々、国民党の時代に蒋介石没後に建設され、「中正記念堂」と命名されました。その後、民進党政権下の「台湾正名運動」の影響で2007年に「台湾民主紀念館」に改名され、入り口の門に書かれた「大中至正」の文字も「自由広場」に架け替えられ、儀仗隊交代式が中止していた時期がありました。しかし、国民党が政権復帰した2009年に再び元の「中正紀念堂」に戻ったのです(ただし「自由広場」はそのまま)。今は、民進党の政権ですが、中正記念堂の名称のままです。

ツアーの最終日、彼氏は自由時間を利用して、再び、淡水(Tamsui)を訪れました。
「淡水」は、台北で一番夕陽が綺麗な街と言われている街で、台北駅からMRT(タイペイ都市交通) で約40分で行くことができます。

”ここはロマンチックだよ”、とAkiが彼氏に行くように勧めたのです。

 

f:id:TuAki:20200202120513j:plain

f:id:TuAki:20200202120530j:plain

淡水、やっぱりいいですね。以前、自分もトランジットで台北に降りたときに行きました。オランダが台湾(フェロモサ)を占拠していた時代の砦も残っていたりして、古き台湾を感じる場所でもあります。

やっぱり、淡水の川沿いの道は恋人と歩く場所かな。
でも、彼氏は友達とわいわい言いながら歩いたようです。

それから、淡水の老街(古い町)、情緒あるんですよね。
ここはAkiの好きな場所の一つです。

f:id:TuAki:20200202160518j:plain

f:id:TuAki:20200202160541j:plain

f:id:TuAki:20200202160556j:plain

All photos are by Tu(彼氏)、気のせいか、マスクをしている人が多い。


 

ということで、彼氏の台湾ツアーは終了しました。
会社丸抱えの旅でしたが、彼氏の感想は、

『グループツアーは面白くない、自由がない!』、だそうです。

いろいろな場所に引っ張りまわされて、気ぜわしなかったようです。

でも、最後の自由時間で満足したみたい。

 

しかし、その旅行中にヒヤッとしたことがありました。

ベトナムが台湾からの直行便の入国を禁止した! 僕たちはベトナムに戻れないかもしれない!』と、彼氏からの悲鳴。

WHO(世界保健機関)がコロナウイルスの感染地域を中国とし、その中国の中に台湾も含めたからです。WHOの発表にしたがってベトナム政府は台湾を含めた中国からの航空機の立ち入りを禁止しました。

台湾はWHOに猛烈に抗議しました。
それもあってベトナムは即日、航空機の立ち入り禁止を撤回しました。

headlines.yahoo.co.jp

 

WHOの中国寄りの姿勢は、醜いものです。
中国の一地域として台湾を扱ったのです。

台湾が怒るのは当たり前です。

しかし、まさか、それが自分の彼氏にまで影響するとは思いませんでした。

結局、台湾の抗議によりベトナムが即刻撤回したので、彼氏は無事、ハノイに帰ってくることができました。


よかった。

 

台湾ツアー(終わり)

おそば屋さん

Akiです。

 

 

お仕事で地方(信州)に出張しました。

移動は車です。

f:id:TuAki:20200117222355j:plain

冬の山々がきれいです。

f:id:TuAki:20200117183747j:plain

 中央アルプスのようです。

f:id:TuAki:20200117222204j:plain

f:id:TuAki:20200117222141j:plain

f:id:TuAki:20200117222310j:plain

高速道路を降りてのどかな田園地帯を行きます。仕事なのでスーツを着ていたのですが周りの景色と馴染まない、完全に浮いてました。

 

で、無事、仕事も終わってお昼ご飯。

信州名物のおそば屋さんを探します。

f:id:TuAki:20200117195518j:plain

 

小さな看板をようやく探し出して、駐車場に入ります。
でも、お店の建物が見当たらない。

f:id:TuAki:20200117224654j:plain

雪がちょっと残っています。

 

f:id:TuAki:20200117183501j:plain

f:id:TuAki:20200117184054j:plain

お店がありました。駐車場のすぐ下に隠れていました。

 

f:id:TuAki:20200117183904j:plain

古民家を改造したような造り。 

 

f:id:TuAki:20200117195209j:plain

中に入ると薪ストーブがありました。
やわらかい暖かさ。癒されるなあ。

f:id:TuAki:20200117195142j:plain

しかし、お昼過ぎだというのに誰もいない。自分の影だけ。

 

 

f:id:TuAki:20200117220918j:plain

Akiたち以外にもお客さんがやっと来ました。

お料理が出てきました。

まず、山菜と魚の漬物。おいしい!

f:id:TuAki:20200117183639j:plain

f:id:TuAki:20200117183651j:plain

 

f:id:TuAki:20200117183631j:plain

そして、メインのお蕎麦。そば粉100%です。

文句なくうまい。
そばは自家製、もちろん手打ちです。
(でも、一人前大盛りで1500円は高いな)


しかし、ほとんど人気がなく、ひっそりとしています。
こんなにおいしいのになぜ人が来ないんだろう。
それに人の声がまったくしない。


きつねにつつまれたような、タヌキに化かされたような。
次に来たら、あとかたもなくなくなっているかもしれないような。

 

ご主人は商売に慣れていない方なのかもしれません。
都会で会社員やっていて、疲れてしまって、鬱病かなんかになっちゃって、脱サラして、おそば屋さんを始めたのかも。

同僚と勝手にそんな話をしながら、静寂の中でおそばをすすりました。

不思議な空気が漂う『おそば屋さん』でした。

 

おそば屋さん(終わり)




 

 

 

 

 

今どき就職事情

Akiです。

 

f:id:TuAki:20200103162626j:plain

 

自分は技術系の会社員なので、研究の話をするために大学に行くことがあります。そのとき、来年の就職はどんなもんですかね?みたいな話もします。要するに新卒の就職の状況を聞くわけです。どんな会社に人気があるのか、あるいは学生さんの意識や希望はどうなのか、うちの会社に入りそうな子はいませんかね、とかです。

 

それで『今どき就職事情』を調べてみました。

2020年度新卒入社の就職ランキングは以下のとおりです。

    1 伊藤忠商事
    2 トヨタ自動車
    3 三菱商事
    4 サントリーグループ
    5 三菱UFJ銀行
    6 全日本空輸(ANA)
    7 資生堂
    8JTBグループ
    9 日本航空(JAL)
  10 東京海上日動火災保険
 ・
 ・

  83 アマゾンジャパン
125 グーグル


上位10社を見ると、やはり日本国内での知名度優先かな、と思います。
アマゾン、グーグルはかなり下のほう。

 

学生さんたちによる企業評価の観点は、
知名度』、『給料や福利厚生』、『世界に誇れる技術』、『グローバルに活躍』、『華やかなイメージ』、『事業規模の大きさ』、『資源が人材』、『成長性』、『専門スキルが身につく』、『企業の社会的責任』などだそうです。


学生さんの本音は、知名度があって安定している会社に入って、まずは安心したい、
お金もそこそこもらいたい、そんな感じかな。

 

 一方、2019年の転職ランキングは以下だったそうです。

    1 グーグル
    2 トヨタ自動車
    3 楽天
    4 ソニー 
    5 アマゾンジャパン
    6 全日本空輸ANA
    7 キーエンス
    8 パナソニック
    9 三菱商事
  10 Apple Japan
    ・
    ・
120 Facebook Japan

こちらは、だいぶ内容がかわります。上位10社の中に1位にグーグル、5位にアマゾン、10位にアップル、かなり下の方ですがFacebookも入ってきています。要するにGAFAGoogleAmazonFacebookApple)が注目されているのです。

 

転職者たちによる企業評価の観点は、
イノベーション』、『活気がある』、『時代に先行』、『グローバル』、『成長性』、『革新的なサービス』、『時代を作る力』、『給与・待遇』、『自由な社風』などだそうです。

 

新卒者の観点とは違いますね。

 

国内での知名度というのではなく、革新性とか進歩性とか、新しいコト、モノを作り出せる、作りだせそうな企業に人気が集まっているようです。製造メーカーではトヨタソニーキーエンスパナソニックが上位に入っており、トヨタはともかくとして、独創的、革新的な技術を持っている企業が人気ですね。転職者は、一度社会人を経験しているので、自分の将来を託すにあたって企業を見る目はシビアだと思います。あと、もう日系企業へのこだわりはなくなってきているのかな、とも思います。



日本型雇用とGAFAへの人材流出についての記事がありました。

shuchi.php.co.jp

 

この記事の中では、働き方を5つにわけて定義していました。

 

働き方1.0 年功序列、終身雇用の日本的雇用慣行
働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー
働き方4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー)
働き方5.0 機械がすべての仕事を行なうユートピアディストピア

※ギグエコノミー;企業に雇用されることなく単発の仕事を請け負う働き方
ディストピア;個人の自由が制限(監視社会)された反ユートピア的な世界を指す言葉

 

日本は1.0から2.0に移行しつつある段階、世界の最先端の働き方は、3.0から4.0に向けて変化しつつあるのだそうです。この働き方の差が、今どきの就職事情にも反映されているように思えます。

新卒で1.0の日本企業に入ってみたら、年功序列、一応は成果主義だけど、それは建前だけ。それじゃあ、おいてゆかれると、薄々わかって、とりあえずスキルを磨く、そして不条理な日本の会社人生から自由になろうと考え始める、そんなところに3.0の外資系企業からお声がかかって転職・・・そんな構図だと思います。

とっくに日本企業は見切られているように思えます。

 

さて、大学訪問したAkiは、教授から言われました。

『学生さんの就職だけど、もし落ちたら、そのとき頼むよ』、だって!

学生さんにとってAkiの会社はすべりどめなんです。

でも、そんなもんでしょう。Akiの会社には、まだ年功序列の意識は残っているし、成果の評価もあいまいです。とてもじゃないけど2.0にも到達していません。

 

4.0フリーエージェント(ギグエコノミー)の働き方、早々に始めるべきかなと自分自身のこととして思っています。

 

tuaki.hatenablog.com

 

ちなみにベトナムの彼氏に聞いてみたら、2.0→4.0の動き、そんなことは知ってるよだって。ベトナムでもネットやテレビで去年、話題になっていたそうです。


それで、世界の速い動きに対応すべく、彼氏は4.0を目指して着々と、スキルアップを進めているのです。

 

今どき就職事情(終わり)

彼氏のこと(7)

Akiです。

 

 

彼氏のことです。

tuaki.hatenablog.com

 

 

ベトナム人の彼氏が最近、日本に行きたい、と言い出しました。

Akiとしては、大歓迎です。

今までは、
”俺ばっかりベトナムに行っているから、たまには日本に来たら?”
とAkiが言うと、

『日本のビザをとるのは大変なんだよ。もう少したったら、たぶんノービザで日本に行けるようになると思うから、そのときには行くよ』
と言ってたんですけどね。

 

日本入国のビザが緩和される気配はないのですが、最近、彼氏の女友達がビザをとって気軽に日本や韓国に遊びに行っているのを見て、僕も行こう、と思い立ったようでした。

 

f:id:TuAki:20191122204047j:plain

(日本のビザ) ※ネットからの引用

 

しかし、ベトナム人が日本ビザを取得するにはベトナム側と日本側で様々な書類を作成することになります。以下がそうです。

 

ベトナム側での必要書類】⇒ ベトナム人の彼氏が準備するもの 
短期滞在ビザ申請書、写真、パスポート、航空便あるいは船便の予約確認書・証明書、渡航費用能力を証明する資料 (所得証明書、預金残高証明書など)、知人関係証明資料(手紙、e-mail、写真、国際電話通話明細書など)

【日本側での必要書類】⇒ 日本人のAkiが準備するもの 
招へい理由書、滞在予定表、身元保証人の必要書類( 身元保証書、 住民票)、
下記書類のいずれか1点  

(1)確定申告書 、(2)残高証明書 、
(3)所得証明書 、(4)納税証明書(総所得が記載されたもの) 

 

これだけ整えて、彼氏がハノイ日本大使館に提出して、後日面談を行い、それで問題がなければビザが発給されるのです。一方、日本人がベトナムに行く場合は、15日間の滞在であればノービザで入国できるのです(要するにパスポートさえあればOK)。彼氏が半分、日本行きをあきらめていたのは納得できます。書類だけで30枚くらい書く必要があるのです。

でも、今回は全面的にAkiは協力するつもりです。今まで、ベトナムではさんざん世話になったし、彼氏に日本を見せてあげたいし。

”Tu、何日くらい日本にいるの?”

『一週間か、10日くらいだよ』

”ふうううん、で、どこかいきたいところはある?”

『Akiにまかせるよ、会えるだけでいい』

あいかわらずめんどくさがりの彼氏なのです。
”せっかくの日本だから、やっぱり東京、京都、大阪からだね、あと温泉に行こう!”

『温泉って、行ったことない』

"とっても大きなお風呂で、みんなと一緒にはいる、ゆっくり浸かると疲れがとれるよ。とてもリラックスできる。だけど水着はなしだよ”

『えええええ!!!!!!』

彼氏は湯船(というかバスタブ)に浸かるということはほとんどありません。だいたいシャワーですませます。日頃のTuの生活でも朝、シャワーを浴びて、すっきりして会社に行くのが日常なのです。なので温泉というか銭湯は初体験となります。

 

そんな話で盛り上がるのですが、実際ビザがとれるかどうかはわかりません、申請書の書き方で落とされることもあるようですし。

 日本人はノービザでベトナムに入れるのに、ベトナム人は日本に入るためにビザが必要。不公平ですね。でも、やるしかない。

 

”だけどね、俺たちの関係はどう説明するの?”

必要書類の中に『知人関係証明資料』というのがあって、AkiとTuの関係を書かなければならないのです。

 

『それは恋人同士だよ』とすぐTuが言いました。

”でも、Tu、君は日本大使館に行って面接しなければならないんだよ、その時、ゲイカップルって説明できるの?”

『僕たちが恋人同士なのは本当のことだから、もちろんできるよ』

Akiは、Tuの答えに、あっと思って、はっとして、ほっとしました。
愛し合っていることは本当のことだから、それを正直に書けばいいのです。
正直にゲイカップルなんです、と『知人関係証明資料』には書けばいいだけです。

初めてのカミングアウトですが、相手はなんと日本政府になりそうです。

でも、日本政府がはたしてゲイの彼氏にビザ発給を認めるか、どうか。

でも、とにかくやってみましょう。

 

 

彼氏のこと(7)終わり