Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

今どき就職事情

Akiです。

 

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自分は技術系の会社員なので、研究の話をするために大学に行くことがあります。そのとき、来年の就職はどんなもんですかね?みたいな話もします。要するに新卒の就職の状況を聞くわけです。どんな会社に人気があるのか、あるいは学生さんの意識や希望はどうなのか、うちの会社に入りそうな子はいませんかね、とかです。

 

それで『今どき就職事情』を調べてみました。

2020年度新卒入社の就職ランキングは以下のとおりです。

    1 伊藤忠商事
    2 トヨタ自動車
    3 三菱商事
    4 サントリーグループ
    5 三菱UFJ銀行
    6 全日本空輸(ANA)
    7 資生堂
    8JTBグループ
    9 日本航空(JAL)
  10 東京海上日動火災保険
 ・
 ・

  83 アマゾンジャパン
125 グーグル


上位10社を見ると、やはり日本国内での知名度優先かな、と思います。
アマゾン、グーグルはかなり下のほう。

 

学生さんたちによる企業評価の観点は、
知名度』、『給料や福利厚生』、『世界に誇れる技術』、『グローバルに活躍』、『華やかなイメージ』、『事業規模の大きさ』、『資源が人材』、『成長性』、『専門スキルが身につく』、『企業の社会的責任』などだそうです。


学生さんの本音は、知名度があって安定している会社に入って、まずは安心したい、
お金もそこそこもらいたい、そんな感じかな。

 

 一方、2019年の転職ランキングは以下だったそうです。

    1 グーグル
    2 トヨタ自動車
    3 楽天
    4 ソニー 
    5 アマゾンジャパン
    6 全日本空輸ANA
    7 キーエンス
    8 パナソニック
    9 三菱商事
  10 Apple Japan
    ・
    ・
120 Facebook Japan

こちらは、だいぶ内容がかわります。上位10社の中に1位にグーグル、5位にアマゾン、10位にアップル、かなり下の方ですがFacebookも入ってきています。要するにGAFAGoogleAmazonFacebookApple)が注目されているのです。

 

転職者たちによる企業評価の観点は、
イノベーション』、『活気がある』、『時代に先行』、『グローバル』、『成長性』、『革新的なサービス』、『時代を作る力』、『給与・待遇』、『自由な社風』などだそうです。

 

新卒者の観点とは違いますね。

 

国内での知名度というのではなく、革新性とか進歩性とか、新しいコト、モノを作り出せる、作りだせそうな企業に人気が集まっているようです。製造メーカーではトヨタソニーキーエンスパナソニックが上位に入っており、トヨタはともかくとして、独創的、革新的な技術を持っている企業が人気ですね。転職者は、一度社会人を経験しているので、自分の将来を託すにあたって企業を見る目はシビアだと思います。あと、もう日系企業へのこだわりはなくなってきているのかな、とも思います。



日本型雇用とGAFAへの人材流出についての記事がありました。

shuchi.php.co.jp

 

この記事の中では、働き方を5つにわけて定義していました。

 

働き方1.0 年功序列、終身雇用の日本的雇用慣行
働き方2.0 成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方3.0 プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー
働き方4.0 フリーエージェント(ギグエコノミー)
働き方5.0 機械がすべての仕事を行なうユートピアディストピア

※ギグエコノミー;企業に雇用されることなく単発の仕事を請け負う働き方
ディストピア;個人の自由が制限(監視社会)された反ユートピア的な世界を指す言葉

 

日本は1.0から2.0に移行しつつある段階、世界の最先端の働き方は、3.0から4.0に向けて変化しつつあるのだそうです。この働き方の差が、今どきの就職事情にも反映されているように思えます。

新卒で1.0の日本企業に入ってみたら、年功序列、一応は成果主義だけど、それは建前だけ。それじゃあ、おいてゆかれると、薄々わかって、とりあえずスキルを磨く、そして不条理な日本の会社人生から自由になろうと考え始める、そんなところに3.0の外資系企業からお声がかかって転職・・・そんな構図だと思います。

とっくに日本企業は見切られているように思えます。

 

さて、大学訪問したAkiは、教授から言われました。

『学生さんの就職だけど、もし落ちたら、そのとき頼むよ』、だって!

学生さんにとってAkiの会社はすべりどめなんです。

でも、そんなもんでしょう。Akiの会社には、まだ年功序列の意識は残っているし、成果の評価もあいまいです。とてもじゃないけど2.0にも到達していません。

 

4.0フリーエージェント(ギグエコノミー)の働き方、早々に始めるべきかなと自分自身のこととして思っています。

 

tuaki.hatenablog.com

 

ちなみにベトナムの彼氏に聞いてみたら、2.0→4.0の動き、そんなことは知ってるよだって。ベトナムでもネットやテレビで去年、話題になっていたそうです。


それで、世界の速い動きに対応すべく、彼氏は4.0を目指して着々と、スキルアップを進めているのです。

 

今どき就職事情(終わり)