Akiです。
お仕事で地方(信州)に出張しました。
移動は車です。
冬の山々がきれいです。
中央アルプスのようです。
高速道路を降りてのどかな田園地帯を行きます。仕事なのでスーツを着ていたのですが周りの景色と馴染まない、完全に浮いてました。
で、無事、仕事も終わってお昼ご飯。
信州名物のおそば屋さんを探します。
小さな看板をようやく探し出して、駐車場に入ります。
でも、お店の建物が見当たらない。
雪がちょっと残っています。
お店がありました。駐車場のすぐ下に隠れていました。
古民家を改造したような造り。
中に入ると薪ストーブがありました。
やわらかい暖かさ。癒されるなあ。
しかし、お昼過ぎだというのに誰もいない。自分の影だけ。
Akiたち以外にもお客さんがやっと来ました。
お料理が出てきました。
まず、山菜と魚の漬物。おいしい!
そして、メインのお蕎麦。そば粉100%です。
文句なくうまい。
そばは自家製、もちろん手打ちです。
(でも、一人前大盛りで1500円は高いな)
しかし、ほとんど人気がなく、ひっそりとしています。
こんなにおいしいのになぜ人が来ないんだろう。
それに人の声がまったくしない。
きつねにつつまれたような、タヌキに化かされたような。
次に来たら、あとかたもなくなくなっているかもしれないような。
ご主人は商売に慣れていない方なのかもしれません。
都会で会社員やっていて、疲れてしまって、鬱病かなんかになっちゃって、脱サラして、おそば屋さんを始めたのかも。
同僚と勝手にそんな話をしながら、静寂の中でおそばをすすりました。
不思議な空気が漂う『おそば屋さん』でした。
おそば屋さん(終わり)