Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

ベトナムのニュース

Akiです。

ブログが滞りがちですが、今回は気になるベトナムのニュースについて書いてみます。

 

jp.reuters.com

 

2024年7月20日ベトナムの最高権力者であるグエン・フー・チョン共産党書記長が亡くなりました。享年80歳。

 

チョン氏は2011年の書記長就任以降、13年間にわたり同国の最高指導者として、経済成長の推進や汚職撲滅に取り組む一方、外交面でも手腕を発揮した。チョン氏の職務は、党序列2位のトー・ラム国家主席が暫定的に代行する。

・・・・と言うことだそうです。

 

ベトナムの政治はよくわからないので、最近、出版された本を読んでみました。

著者は、川島博之氏(70歳)で、この方は、日本の開発経済学者。工学博士。元東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。現在はベトナムの大手ビングループの主席経済顧問なのだそうです。

 

本を読んでいて思ったのは、かなり核心をついているな、ということです。学者さんにしてはベトナムの世情に詳しく、一般のベトナム人が日頃考えていることも含めて記述されていて、本の内容に好感を持ちました。

 

で、亡くなったグエン・フー・チョン共産党書記長は、汚職摘発を容赦なく進め、その過程で政敵を次々と葬り去ったきたそうです。

 

要するに、ベトナム習近平、かつベトナム北部(ハノイ出身)の利益代表者。

 

また、中国の習近平と同様に、かねてから進めてきたベトナムドイモイ市場経済の導入と推進)を抑制し、共産主義回帰を目指していた人なのだそうです。(要するに共産党幹部の権力維持のため)

 

経済に関する限り、ベトナムは中国と全く同じで、不動産バブルがはじけ、景気が減速気味。でも、共産主義に回帰するのであれば、こうした景気減退は一顧だにする必要もありません。

 

ただ、ベトナム人にしてみれば、景気が悪くなって失業率が高くなり、生活が厳しくなるし、いいことはなさそう。事実、ベトナム人の彼氏は、もはや恒例となった転職もできず、今勤めている会社で馬車馬のように働いています(職があるだけマシかも)。

 

それで、グエン・フー・チョン書記長が亡くなって、これからどうなるのか。

 

報道では、党序列2位のトー・ラム国家主席(67歳)が暫定的に書記長代行となる、ということですが、このトー・ラム氏も、ベトナム北部出身で、亡くなったフー・チョン書記長の忠実な部下で、汚職摘発を強力に進めてきた人なのだそうです。

 

まだまだ、一波乱ありそうな気配・・・
過去に汚職を摘発されて、追い出された政敵が、挽回のチャンスとばかり、闘争を仕掛けるかもしれません。

 

中国の不動産バブルは、とうにはじけているのですが、はじけたまんまです。
なんらの対策も打ち出されていません。

 

ベトナムも同様です。去年、彼氏に聞いたら、ハノイ郊外のマンションで2LDKで11万ドルなのだそうです(東京にタワマンに比べたら安いのでしょうけど)。ローンを組んで、マンションを買って、その返済が今回の景気減退でままならなくなるかもしれません。結局のところ、バブルのツケは、一般民衆に回ってきそうです。

 

それと、ビングループに関連した記事・・・

ベトナムの複合企業ビングループ(Vingroup)傘下の自動車メーカー、ビンファスト(Vinfast)は7月15日、インドネシア西ジャワ州スバン(Subang)で電気自動車(EV)を製造する新工場の建設を開始したと発表。投資額は2億米ドルで、2025年の第4四半期(10~12月)中に生産を開始する予定。年産能力は5万台/年。

https://www.auto-affairs.com/freearticles/117768-2024-07-16-07-00-29.html 

 

 

ベトナム本国の政治は共産主義回帰・・・

ビングループは、そんなベトナムを避けて、あえて海外で勝負しようとしている。

・・・・そんなふうにも思えるのですが、果たしてどんなもんでしょうか?

 

ベトナムのニュース(終わり)

ベトナム映画

ベトナム映画を二本見ました。

 

一本は、去年、日本からベトナムへ行く飛行機の中で。

 

青いパパイヤの香り」1993年

 

1951年、平和な時代のサイゴンの一家に下働きの使用人として、あどけない10歳の少女ムイが雇われていく。その家庭は琵琶を弾く以外、何もしない父と家計を支え布地屋を営む母、社会人となった長男チェン、中学生の次男ラム、小学生の三男坊ティンに祖母、そして長年この家に仕えている年寄りの女中ティーがいる。ティンはムイに朝が来ればまず葵を採り朝食の用意を始めることを教える。ティーはまたムイにこの家の一人娘トーが父の家でしている間に病死してしまったこと、それでも愚痴一つ言わない母について話して聞かせる。ある晩、長男の友人クェンが一家を訪れ、ムイは彼にひそかなあこがれを抱く。毎日を淡々と過ごす一家に再び暗い影が押し寄せる。トーの死以来、外出することのなかった父が家の有り金を全部持って出て行ってしまったのだ。祖母は母がいたらぬせいだと責め、涙を流す母をラムは、唇を噛みしめて見ていた。母は乏しい商いで細々と生活を支えた。ある夜遅く、帰宅した父が倒れているのをティーが発見する。父は命を断ち、それから10年が経つ。長男の嫁が来て、暇を出されたムイに母は自分の娘のために用意しておいた宝石とドレスを渡す。ムイは新進作曲家で長年憧れていたクェンの家に雇われる。そして彼もいつしかモダンな恋人よりムイに引かれるようになる。パパイヤの香りと共に美しく成長したムイはクェンの子を身ごもり幸せに暮らす

・・・・という何気ないストーリー、

でも、南国の叙情があふれていてその日常がいとおしい。

舞台は、1951年のサイゴン(現ホーチミン市)。第二次大戦が終わっても、ベトナムはその独立のために旧宗主国であるフランスとインドシナ戦争を戦っている時代なのです(インドシナ戦争(1946~1954))。そのあとはアメリカが介入したベトナム戦争

 

その戦争の狭間にあった、つかの間の平和の日常が淡々と描かれている。

 

もう一本の映画は、つい先日、Amazon Prim Videoで。

「ソン・ランの響き」2018年

 

舞台は1980年代のサイゴン(現ホーチミン市ベトナム戦争後の1976年に市名をサイゴン市からホーチミン市に改名)。借金の取り立て屋のユンは、ベトナムの伝統歌舞劇<カイルオン>の花形役者リン・フンと運命的な出会いを果たす。

(Drawn by Aki)

 

初めは反発し合っていたふたりだったが、停電の夜にリン・フンがユンの家に泊まったことをきっかけに心を通わせていく。実はユンはかつて<カイルオン>には欠かせない民族楽器<ソン・ラン>の奏者を志した事があり、楽器を大切に持っていたのだった。一見対照的だが共に悲しい過去を持つふたりは、孤独を埋めるように響き合い、結ばれる。やがてこれまで感じたことの無い気持ちを抱き始めたふたりは、翌日の再会を約束し別れる。しかし、ユンが過去に犯したある出来事をきっかけに、ふたりの物語は悲劇的な結末へと突き進んでいく。

(Drawn by Aki)

ソン・ランとは?
ベトナムの民族楽器で、楽曲の最初と最後で用いられる。直径約7センチほどの中空の木の胴と、弾性のある曲がった金属部品と、その先に取り付けられた木の玉からなる打楽器で、伝統的な室内楽の拍を打つのに用いられる。演奏者、役者双方にとってリズムの基礎となり、ベトナムの現代大衆歌舞劇「カイルアン」の音楽の魂であり、公演には欠かせない。なお、「ソン・ラン」とは「二人の(Song)」「男(Lang)」との意味もある。

 

要するに、これはBL(Boys Love)映画なのですが、キスもハグもなく、男性同士の友情から恋愛に気持ちが移ろうとするまでを描いています。

 

映画の舞台である1980年代のサイゴン。この段階では、すでにベトナム戦争は終わっており、南北ベトナムは統一され(一応、資本主義国であった南ベトナムが北に吸収される形で)、全土が共産主義国となっています。

 

サイゴンと言われた南部の大都市もホーチミン市と改名され、映画では、新しい共産主義者の為政下での、殺伐としたサイゴン市民の生活が描かれています。

 

映画は、ベトナム戦争後、10年が経過した時代を扱っており、苦しい戦争の経験をした市民の苦悩やそれを癒そうとしながら懸命に生きる人々を描いています。

 

そして、小さな幸せを感じ取ろうとした瞬間、それが失われてしまう。
人々の生活、気持ち、命の値段が安かった時代ということなんですね。

 

そんな時代での、BLの「せつなさ」が悲しい。
ベトナム楽器であるソン・ランが全編を通して、そのせつなさを響かせている、そんなことを感じさせる良い映画でした。

 

ベトナム映画(終わり)

ハノイ探訪⑳

久しぶりにベトナムに来ています(2023年11月のことです)。

ベトナムに来た理由の一つは『彼氏に会うため』

 

その彼氏はハノイにいるのですが、とても忙しいみたい。
IT系の仕事をしていて、プロジェクトを2つも担当していて、てんてこ舞い。

 

「スタバで仕事しているけど、来る?」と、やっと連絡があって、
いそいそと出かけました。

 

4年ぶりの再会の割にドライだな。
というか、スタバで再会?
以前は、ハイランドコーヒーでのデートが定番だったのですが。

 

ここはスタバの2F。
外の喧噪がうそのようで、ただ静寂・・・・
勉強している学生や、仕事中の会社員などなど


あ、彼氏がいました。本当に仕事してる。

かっこつけてるのかな。

久しぶりなので、お互い照れくさい。

最初は会話がぎこちない。

でも、すぐ元どおり。

ずっと、日本とベトナムでチャットをしていてお互いの情報は常にシェアしてるし。

 

それでも、最近のこととか、いろいろ話しました。

 

しかし、彼氏には、とんでもないことが起こっていていました。

「僕は全財産を失った」「僕の銀行口座にはお金がない」

なんで?

「いとこにお金を貸して、そのいとこが破産しちゃったんだ」

なんで全部貸したの?

「いとこに頼まれたから」

 

ちょっと前から彼氏は、ビットコインとかに手を出し始めていて、これは危ないなと思って、投資は全財産の1/3までだよ、と言っていたのですが。

でも、そのいとこはほとんど家族同然で、頼まれたら断れなかったようです。以前も親戚が入院したときは、お金を貸していましたね。今回、そのいとこは、オンラインビジネスを始めたのですが、それがうまくいかなかったようです。

 

で、どうするの?

「大丈夫、貯金は全部なくなったけど、月給が入ってくるから毎日の生活に支障はないから」

 

彼氏は、毎年転職していて、そのたびに給料が上がって、今では日本人並みの給料になっているのです。まあ、高給取りだから大丈夫か。

 

しかし、彼氏が失ったお金の額を聞いてびっくりしました。

 

こ、こいつ、そんなに貯め込んでいたのか! 

 

ついこの間までマンションを買う計画をしていました。

 

なるほど、マンションも買えるわ。
今はもう買えなくなりましたが。

 

ということで、
彼氏は、今、馬車馬のように働かなければならないのです。

それと、ベトナムの景気が以前ほどではなく、転職先も限られてきているとのこと。

要するに、今までみたいに、いやだからと言う理由で簡単に会社を変われないので、今の仕事を続けてゆくしかない。彼氏は、起業も考えていたみたいなのですが、今回の件で、地道に会社員を続けてゆくことにしたようです。

 

だから、今回の件、社会勉強の高い授業料だった、ということで落ち着きそうです。

 

でも、そのあおりで、今回、わざわざ日本からハノイまできたのに彼氏とのデートもままならない、というのが実情なのです(泣)。

 

それと・・・

実は、この話は以前から少し聞いていて、彼氏のピンチ、ということで今回、少しまとまったお金を持ってきました(ベトナムに無申告で持ち込みができる外貨の限度内なのでそれほどの額ではないのですが)。

ちょっと早いけど、テトのお年玉、と言って渡そうとしたのですが、
受け取ってくれませんでした。

 

我々のつきあいでは、お金のやりとりは決してしない、
今回もそうでした。

 

その点、彼氏は以前とまったく同じでした。

 

ただ、自分達の関係はなんだろう、と考えてしまいました。
お金の貸し借りはしない、というのは健全でいいのですが、
もしかして、自分は、彼氏にとって親戚以下の遠い存在なのかな、とか。
あくまでも、テンポラリーな関係に過ぎないのか、とか。

 

4年ぶりに、彼氏とリアルに会えて、

リアルにハグして、

リアルにキスして、

4年の空白が一気に、なくなったような・・・

 

でも、彼氏は、より責任のある仕事を任されて、顔がビジネスマンになっていました。

 

(The LOVE,  drawn by Aki)

 


それが、大きな変化かな。 

で、そのビジネスライクな雰囲気が少し寂しい。

 

ハノイ探訪⑳(終わり)

 

これで旅行記?『ハノイ探訪』を終わります。
読んでいただいてどうもありがとうございました。

 

ハノイ探訪⑲

2023年11月のハノイ探訪。

 

ドンスアン市場(Chợ Đồng Xuân)に来ました。

 


とりあえず、来ましたけど、
ごちゃごちゃしているだけ。
特に買うものもないので、早々に退散。

よくガイドブックに、ここでお土産を買える、とか書いているのですが
どうかな

 

ハノイ探訪⑲(終わり)

ハノイ探訪⑱

2023年11月のハノイ探訪。

 

あいかわらずのハノイ旧市街ですが、
鉄道が通っています。

 

これは、ハノイ駅 (Ga Hà Nội)から北へ向かう線路。

 

2019年の夏、彼氏と一緒にSAPAに行ったのですが、この鉄道に乗っていきました。

 

で、その古い線路を支える石作りのアーチ。
そこに絵が描かれています。

面白いですね。

・・・アート。

 

これは、本当のアーチで、通り抜けられます。
バイクの列とおばさんが見えますね。

 

これはこれで、絵になっているかな。


ハノイ探訪⑱(終わり)

ハノイ探訪⑰

2023年11月のハノイ探訪。

 

ハノイの文廟(Văn Miếu)に来ました。

孔子が祀られているベトナム最古の大学跡地ですね。

 

廟の両側には、石碑『進士題名碑』が並んでいます。
進士とは、官吏登用試験である科挙に合格した人のことです。

 

ベトナム科挙は1075年に始まりました。当初受験者の対象は上層階級だけでしたが、その後門戸が広げられました。15世紀になって試験は3年毎に行うこととなり、合格者も増えました。ベトナム科挙は、1905年に中国で科挙が滅んだのちも続いて1919年に廃止されました。

 

その先には孔子廟

ハノイの文廟は1070年、李朝第三代皇帝リー・タイントン(李聖宗 Lý Thánh Tông)により建立されたと言われています。当時は、仏教・道教儒教の「三教同源」で、中でも仏教勢力がとても強大でした。そのため、「君に忠」を大原則とする観念的な儒教の教えが支配的となることはなかったようです。これは、ベトナムにとって幸いだったのかもしれません。



文廟の拝観を終わって外へ。
11月なんですが、まだ、暑いですね。

 

ハノイ探訪⑰(終わり)

ハノイ探訪⑯

2023年11月のハノイ探訪。

 

あいかわらず、ハノイ旧市街を探訪しています。

というか、さまよっている、といった方がいいかも。

 

唐突ですが、街の色を拾ってみました。

 

街にある色ですが、原色、特に暖色系が多い。
やっぱり、気候と関係しているのかな。

 

ほぼ国旗と同じ色。赤と黄色が多いようです。

 

現行国旗は、金星紅旗と言われ、その国旗は、長方形で、赤い背景の中心には五つの尖端を持つ黄色の星がある。

赤色は独立の為に人民が流した血と社会主義を象徴しており、星は共産党共産主義)による国家指導を表し、星の黄色は革命を、星から出る五芒(五本の光)は、『労働者・農民・兵士・商人・知識人』を表しているそうです。

 

赤は、独立の血の色、でも黄色は共産党だけかな?
ベトナムの大地、村、人の心の色のような気もしますが。

 

ハノイ探訪⑯(終わり)