ウクライナ人の彼氏(?)(30)
ウクライナ人の『ネト彼』がいるゲイのAkiです。 その『ネト彼』は、ロシアと戦争をしているウクライナのハルキウ(Харків)(ウクライナ第二の大都市、ロシア国境からわずか30㎞。2022年のロシア侵攻以来、常に戦火にさらされてきた)に住んでいましたが、先日、ポーランドに出国し、そこでの生活をスタートさせました。
※「ネト彼」とは、インターネット上で知り合い、実際に会ったことがないまま恋人関係になった男性のこと。SNSやゲーム、チャットアプリなどを通じて交流を深め、文字や音声、時にはビデオ通話で親密になっていくスタイルの恋愛。

今、ポーランドにいるネト彼から、お金を融通して欲しい、という連絡があって、
はっきりと断ったのですが、そのあとで連絡が来ました。
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Akiへ
君が僕を助けられなかったからといって、僕が君への手紙をやめたり、君と話すのをやめるとは決して思わないで欲しい。
僕は最初から言っているよ。
君がどう返事をしようとも、君への僕の気持ちや考えは決して変わらないと。
だからどうか、そのことは心配しないで欲しい。
でも、残念ながら、戦争はまだ続いていて、さらに悪化している。最も恐ろしいのは、僕の故郷であるハルキウがいつの日か包囲されるかもしれない兆候が見えていることだ。すでにニュースでも報じられている。それについて何と言えばいいのかさえわからないし、今は触れたくない。
Aki、とにかく何度でも言いたい――これまで支えてくれて本当にありがとう。
今回、お金をお願いしたことを、心から悔やんでいるよ。
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ちょっとした緊張感のあるメール交換だったのですが、なんとか関係は続くことになりそうです。
それで、今回の件で、抱いた「ネト彼」についての「怪しさ」。
もしかして、ロマンス詐欺とまでは言わないけれど、彼氏の目には、俺は「都合のいい日本人の彼氏」と映っているのかなって。
でも、そんなことはなかった。
俺の「ネト彼」は、正直で、純粋な人であるに違いない。
彼氏からのお金の依頼は断ったから、もうこれで終わりかもしれない。
それはとても寂しいけど、単純に俺がバカだったということ。
それでも関係が続いたら、本当の彼氏なんだけど。
って、思っていた。
ウクライナ人の彼氏(?)(30)(終わり)