Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

信州・松本

Akiです。

 

2019年の年末に信州を一人旅しました。
去年の11月に出張で長野県(信州・上田)を訪れ、そのときの印象がよかったのでプライベートで行ってみることにしたのです。

 

tuaki.hatenablog.com

 

それと、去年作成した『やりたいことリスト100』の中に、日本の城を巡る歴史旅をする、というのがあり、信州・松本松本城を訪れました。やりたいことを早速、実行に移したというわけです。

 

Akiは東海地方に住んでいるので、名古屋に出てそれから、中央本線篠ノ井線で2時間くらいの列車旅でした。お昼前には松本に到着しました

 

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松本駅

やはり寒いのですが、天気は晴れ。雪もありません。
冷たい空気が心地よい。駅から歩いて松本城を目指します。

 

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 (松本城

 

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お城越しに北アルプスの山々

 

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f:id:TuAki:20191231112657j:plain お堀の石垣。いつも思うのですが、この石組みには造形の美しさを感じます。

 

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そして、天守閣。堂々たるものですね。

松本城ですが、戦国時代にさかのぼります。1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原征伐の結果、徳川家が三河から関東に移され、当時の松本城小笠原秀政(当時徳川家康の家臣)も下総古河(千葉県)へと移った。代わりに、以前、徳川の老臣であった石川数正(当時、数正は徳川家康のもとを出奔し、豊臣秀吉に仕えていた)が10万石で入城し、石川数正とその子康長が、天守を始め、城郭・城下町の整備を行ったのだそうです。 その後、石川康長は改易となり、小笠原秀政が再び入城。大坂の陣以後は、松平康長や水野家などの松本藩の藩庁として機能し、水野家の後は戸田松平家(戸田氏の嫡流)が代々居城とし(6万石)、幕末、明治維新にいたる....ということだそうです。

 

でも、石垣が低い、こんなものだと簡単に敵が登れてしまいそうです。

 

これは武田信玄の築城方法の名残りだそうです。松本城(以前は深志城と呼ばれた)は武田時代の縄張り(設計)を大部分温存した形で、石垣と5層の天守閣が作られていて、元は武田時代の土塁だったところを石垣に変えていったものだそうです。武田信玄は戦国初期の人で、その当時は石垣はあまりなく、堀をほった土をただ、かきあげて土塁とし防御としていたのです。もう一つの理由としては、このあたりが湿地帯だったために高い石垣をつくることができず(あまり高い石垣だとその重みで沈んでしまう)、比較的低い石垣となったそうです。でも、やはり戦国期のお城なので実戦用に床下の石落としを増やして防衛力を上げているとのことでした。

 

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松本城から少し歩くと『開智学校』があります。

 

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開智学校は、藩校の崇教館から、明治維新による廃藩置県による学制変更で、第一番小学、開智学校として1873年5月6日に創立されました。「開智」の校名は学制発布の前日に公布された太政官布告の文中にある「其身を修め智を開き才芸を長ずるは、学にあらざれば能わず」に由来するそうです。長野県の学校では唯一、英学が設置され、当時としては画期的でモダンな小学校だったようです。

 

でも、幕末、読み人知らずの狂歌信濃には 浪士に打ち勝つ 武士は無し 田作りばかり だしにつこうて」というものがあります。元治元年(1864年)に筑波山で挙兵した水戸藩を中心とした尊王攘夷派の浪士(天狗党)によって起こされた争乱の際、追討の命を受けた松本藩は兵を出したのですが、和田嶺合戦で浪人たち負けてしまい、松本藩士は敗走したのです。それを庶民があきれて皮肉ったものだそうです。

文武両道といいますが、文はそこそこだったかもしれませんが、武はかならずしも優れた藩ではなかったのかもしれません。

 

ひとしきり、松本城と開智学校をまわり、松本駅に戻りました。
北アルプスが遠望できます。槍ヶ岳

寒い空気と凛とした山。

初冬の信州です。

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信州・松本(終わり)