Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『歴史』『科学技術』『仕事』そして『大事な彼氏』のこと

アザーンの風景 ~中近東の旅~

Akiです。

 

 

以前、何回かに分けて中近東を旅行しました。
トルコ、ヨルダン、イスラエル、エジプトです。
イスラエルを除いていずれもイスラム教の国です。

非日常を求めて旅をして、毎日、アザーンを何回も聞くはめになり、その音が、日常と化して行きました。

アザーンイスラム教における礼拝への呼び掛けのこと。礼拝の時間だよ、というお知らせ。「神は偉大なり」という意味の「アッラーフ・アクバル」の繰り返しから始まる。 これが一日5回。

 

『トルコ』

トルコで不思議な男の子と知り合いました(ゲイではないです、念のため)。

ぷらぷらと冬のトルコを旅をしていたAkiに声をかけてきて、寒いでしょ。温かいところ、知っているからついてきて、と言われて、行ったところがパン屋の奥のかまどの前。確かに暖かくて、人心地がつきました。

それで、パン屋が一生懸命仕事をしている脇で、その子ととりとめもない話をしました。

ギリシャは本当に頭にくる、ギリシャのやつらがやってきたら、俺たちの軍隊がやっつけてやる』、としきりに隣国であるギリシャの悪口を言います。

この2つの国は仲が悪いのです。

トルコの南、地中海に浮かぶ島、キプロス
ここは、ギリシャ系のキプロス共和国とトルコ系の北キプロス・トルコ共和国とで分断されています。この小さな島の中でトルコとギリシャの代理紛争が行われているのです。


トルコとギリシャ、お互いの理解は容易ではありません。


両者の間にはボスポラス海峡があるのですが、それは、
アジアとヨーロッパの分岐点。
イスラムキリスト教の分岐点。

文化、宗教、民族、どれをとっても相まみえることはできなさそうです。

 

で、この子はなんなんだ、と思っていたら、自宅で民宿をやっていて、そこに泊まらない?ということでした。要するに客引き。でも、ぼったくるわけでもなく、安くしてくれるし、食事もだす、ということなので一泊しました。その子のお母さんがトルコ料理でもてなしてくれて、なんでトルコの一般家庭に俺はいるんだろう、と不思議な気持ちになりました。でも、アジアの西の端のトルコ、日本人であるAkiは親しみを感じたのでした。

『ヨルダン・イスラエル』 

ヨルダンを旅したとき。このとき季節は夏でしたが意外と寒い。無理してプールで泳ぎましたが、体が冷えてしまいました。ヨルダンは砂漠というか、荒地のような土地が多く、緑があまりない。なので寒暖差が激しいのでした。首都アンマンは見るべきものはあまりないのですが、一日5回、きっちりアザーンを聞きました。またイスラム教のモスクにも行きました。外国人が入っていいものなのか、ちょっと躊躇しましたがまったく問題なしでした。イスラムモスクの中で正座して、お祈りをするたくさんの人をぼんやり眺めていました。その雑踏とアザーン、それがイスラムの国の日常なのでした。

 

そして、首都アンマンから紅海の港町、アカバまで、途中ペトラ遺跡を見学し、ヨルダンの砂漠を車で突っ走りました。アカバは、映画『アラビアのロレンス』の舞台となったところです。

 

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ペトラ遺跡)※ネットからの引用

 

で、紅海に面したアカバに着くとほっとしました。海が見えて、水の匂いを感じたからです。アカバの東はサウジアラビア、西はイスラエル。さすがにサウジアラビアへは入りませんでしたが、その国境まで行きました。国境付近でヨルダン人ドライバーが肩をすくめながら言いました、ここまでだよ、これ以上は行けない。ヨルダン人にとってもサウジアラビアはちょっと怖い、そんな雰囲気でした。逆にイスラエルは国境を徒歩で簡単に超えることができました。日本人だとビザもいりません。簡単に入って、簡単に戻ることができたのです。ヨルダンはイスラムイスラエルユダヤ。不倶戴天の敵同士なのですが、行き来はできるのです。それは意外にもヨルダンという国が進歩的というか親米路線をとっているからなのです。


『エジプト』

ヨルダンから空路でエジプトのカイロへ。名物料理の鳩を食べました(あまりおいしいものではないですね、香辛料のきつい香りが記憶に残っているだけです)。

それと、やはりピラミッド。カイロの郊外に行くと、卒然と聳え立っていました。

しばしの感動。

国立博物館には、ツタンカーメンのミイラなどなど、世界の至宝が目白押し。

しかし、その付近には隙あらばぼったくってやろうとする人々が目白押し。その戦いにはかなりのエネルギーを費しましたが、それも旅の風景です。

 

中近東の旅、いろいろなことがありました。いろいろな場所、観光地を巡りましたが、その旅のBGMはいつもアザーンだったと思います。モスクから流れてくるその声を聴くことが日常で、中近東を彩るものはアザーンの風景』だったと思います。

 

 

アザーンの風景 ~中近東の旅~ (終わり)