ベトナムに彼氏がいるゲイのAkiです。
ときどき、彼氏のことを書いています。
以前は、タイでよくデートをしてました。
彼氏が、海外で仕事をしていて、ベトナムに帰る中継点がバンコクだったからです。
海外駐在だと、年に何回か、飛行機代会社持ちで、ビザ更新も兼ねてベトナムに帰ることができるのです。で、その途中の経由地であるバンコクで会ってました。
以前もブログにそのことを書きました。
写真はバンコクの寺院です。
とにかく暑い中、バンコクの町を二人で歩きました。バンコクという町、いままでも何度か来ているのですが、どういうわけか、記憶が薄い。一応、主だった寺院、暁の寺とか、王宮とか回っているはずなのですが。
バンコク寺院。でも寺院の名前は思い出せない。
これはホテルの部屋。
寺院めぐりで、汗びっしょりになって部屋に戻って涼んでいましたね。
彼氏はスマホでメールのチェック中。
そんなバンコクデートで覚えているのは、とっても些細なこと。
(前にもちょっと書いたかもしれませんが)
チャオプラヤー川の船着き場で次の船を待っているときに、自分が何気なく、飲み物を2つ買ってきて、はい、どうぞって彼氏に渡しました。
別の日に彼氏がコンビニに寄って、飲み物を2つ買って、はい、どうぞって自分にくれました。
それで、だいぶ経ってから、彼氏が言いました。
『バンコクで船を待っているとき、Akiが飲み物を買ってきてくれた。
それが、デートしてる感じがあって、とってもうれしかったんだ』
別の日に飲み物をくれたのはそのお礼だったのか、と後になって気が付きました。
実に鈍感なAkiです。
彼はバングラデシュのダッカ行き、当時、彼氏はバングラデシュで働いていました。
自分は日本の名古屋行きの飛行機です。
ダッカ行きのフライトの方が早いので、出発ゲートで、バイバイしてお別れです。
そのフライトを待っている間、何気ない会話しかしないのですが、だんだん時間が迫ってくるとそわそわ。
ハグして、じゃあ、と言って彼氏が搭乗口に消えてゆきます。
楽しかったデートの満足感と、ちょっぴり寂しい気持ち。
それが、旅の余韻。
それが、彼氏との日常。
彼氏のこと(18)(終わり)