静岡県に住んでいるAkiです。
JRの駅構内に、大きな看板を見つけました。
「リニア中央新幹線の開業に向けて」、です。
東京と名古屋を結ぶリニアの建設工事が頓挫している問題解決への理解を促す、静岡県民向けの看板なのです。
その問題の概要・・・・
リニア中央新幹線のトンネル工事建設をめぐって、静岡県とJR東海の対立が深まっている。JR東海は品川─名古屋間の2027年開業を目指し、東京、神奈川、山梨、長野、岐阜、愛知というルート上の各都県で建設を進めている。しかし、静岡県だけが本格着工できていない。
東京と名古屋を約40分で結ぶリニアのルートは山岳部が中心で、中央・南アルプスにトンネルを掘って走行する。静岡は北端を11キロメートル通過するだけだが、地中奥深くまで掘り進むため、工事の難易度は高い。南アルプストンネルの両端に当たる山梨は2015年、長野は2016年に工事が始まり、いずれも工期は10年。静岡工区も2017年にJR東海とゼネコンの間で契約が結ばれ、すぐに工事に着手し2026年11月に完了する予定だった。しかし、「トンネル工事で大井川の水資源が大量に失われ、流域自治体や利水者の理解が得られない」と静岡県が待ったをかけた。JR東海は工事で発生する湧き水の全量を大井川に戻すことなどを約束したが、県は「環境影響などの懸念が払拭されていない」ことを理由に依然として工事着工に合意していない。・・・・
https://toyokeizai.net/articles/-/290647
大井川という川が静岡県中部を流れていて、その水の恩恵を得ている沿線地域への影響懸念は妥当性があるかな、と思っていました。しかし、JRはすでにこれに解決策を示しているわけで、知事が、単にゴネているだけ、という見方はされても仕方がないように思います。
その川勝知事ですが、そういえば、2009年に、当時の民主党、国民新党、社会民主党の支持を受けて初当選し、それ以来、4期当選しています。
無所属の知事なのですが、今で言えば、立憲民主党系ということになりますね。そう思うと、今の知事の姿勢が、立憲民主党と重なって、感情的な、反対のための反対ではないか、と思ってしまいます。かつて、政権を担って、日本を混乱させた民主党の残滓がここにいる、そんな気もするのです。
彼の任期は、2025年6月まで。
まだ、2年ありますが、もう退陣の時期かと思います。
リニアを阻む静岡県(終わり)