Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

二酸化炭素の削減

科学技術コンサルのAkiです。

 

 

先日、COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)に際して感じた違和感を書きました。

・・・・・日本では石炭火力は必要で、でも二酸化炭素の排出は下げなければならない。現状、石炭を燃焼(発電)する際に発生する二酸化炭素を吸収したり、違う物質に転換する技術開発が進められており、これが稼働し始めれば、二酸化炭素を出さない石炭火力が可能となるのです。日本にとってはこれが正解なのでは?、と思うのですがどんなもんでしょうか?・・・・

 

tuaki.hatenablog.com

 

今回は、その技術開発についてです。

 

環境について、身近な話では、電気自動車があります。
最近では、クルマだけでなく、バイクも電動化が進んでいます。2020年における中国の電動二輪車の生産台数は3390万台(但し、おそらく電動自転車を含む数)で、そのほとんどが100社以上の現地のOEMメーカーによって生産されており、中国の電動二輪車は主に国内で販売され(95.1%)、輸出向けはわずか(4.9%)なのだそうです。

 

世界全体でみると、現状、二輪車のうち5%が電動バイクで、2030年には、10-20%くらいまで高まってゆくようですね。

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電動化が進むと、排気ガスが少なくなるので、環境にはいいし、同時に二酸化炭素の排出もないのでCOP26に貢献できますね。

しかしながら、その膨大な電力をどう供給するのかが大きな課題。
中国の電力供給は4割が自然エネルギーで、そのほかはまだ火力発電が主流になっています。

 

 

ということは、電動バイクで使っている電気の6割は、二酸化炭素を背負っている、ということで、必ずしも電動バイクに変えたからといって、二酸化炭素削減になるということではないようです(火力発電の際に発生する二酸化炭素を貯留することができればその電力は環境負荷の少ない電気ということになるのですが)。

 

しかし、自分が思うに、結局は、『エネルギーの自給自足』が解決策かな、と。

 

家庭でも、地域でもいいのですが、小規模の太陽光発電所を設けて、そこで発電する。で、その電気をその家庭、地域で使う。余った電気は、バッテリーに蓄えたり、あるいは水の電気分解に使って、水素に変えて貯蔵しておく。その水素は、必要なときに、燃料電池などで発電して、また使う。

 

そんなサイクルが正解のように思うのです。

 

COP26の話、
はなしが大きすぎて、どうすればいいのだろう、と思いあぐねてしまって、これからの技術開発はどうすればいいのか、途方にくれることもあるのですが、

 

新しい技術は、人が使って便利になって、幸せな暮らしができるものであるべき。

 

そんな単純な切り口で環境技術の方向性も考えるべき、と思います。

 

 

二酸化炭素の削減(終わり)