ベトナム好きのAkiです。
自分は、以前は自動車関係の仕事をしていたので、ベトナムのクルマの状況が気になり、調べてみました。
ベトナムの自動車販売台数、
2014年が、157,810台、2019年は、322,322台。
5年で倍増です。ちなみに、日本国内の販売台数は、520万台。
そのクルマの内訳は、トヨタがもっとも多く、ヒュンダイ(ヒュンダイ・タインコンは2019年の販売台数を7万9,568台と独自に発表)、ついでホンダ、マツダ、フォード、三菱など。
※いずれも、ベトナム自動車工業会(VAMA)に加盟している企業の数字のみ
ベトナムの大手複合企業ビングループ傘下のビンファストも、VAMA経由でビンファストブランドの販売台数を公開していない。しかし、2019年に四輪車1万7,214台、電気バイク5万台を受注したと独自に発表した。ビンファストの製造工場はフェーズ1として四輪車を年間25万台、電動バイクを年間50万台生産できる能力を有している。2020年にはこの工場で、2種類のクロスオーバータイプの乗用車と電動バスを生産して発売する予定だ。また、2021年には、米国向けに電気自動車の輸出も計画している、そうです。
実際、ビンファストはすでにEVモデルを発表しています。
今年、5月以降に予約を受け付け、納車は11月以降だそうです。
現在のベトナムの自動車市場規模はわずか30万台。でも、果敢に、このタイミングで電気自動車(EV)を、ベトナムの国産車メーカーであるビンファストが投入します。これはもう、既存の市場をターゲットにしたものではなく、EVという新しい商品の新しい市場に向けたもの、ということになりそうです。
VF33
ハノイにベトナム人の相方がいますが、もう四輪の免許は持っています。まわりの若い人たちも持っているそうなのですが、まだ自家用車はありません。潜在的な需要は十分あるようです。果たして彼らは、トヨタ、ヒュンダイなどのガソリン車を選ぶのか、あるいはベトナム企業であるビンの国産の電気自動車を選ぶのか。
その選択により、市場が大きく変わってゆきそうな気もします。
ベトナムカー(終わり)