日本人ゲイのAkiです。
韓国のことについて書いてきました。
まとめてみましょう。
韓国には ”恨” という文化があって、それが韓国の国民性に大きな影響を与えていることがわかりました。そして、その ”恨” という文化から、あるべき歴史を作りたい、という欲求が絶えずあり、それが、カタルシス(感情の排出)となり、かつて朝鮮を植民地にした日本に、反日という形で向かっているということもわかってきました。
もう少し考えてみます。
(旧朝鮮総督府庁舎、1995年に屈辱の歴史であることから解体)
※ネットからの引用
韓国の文化、国民性に由来する カタルシス(感情の排出)。
それは完全に ”情” の領域にあります。日本では、なぜ植民地支配を謝ってもいやがらせのようにいろいろやってくるのか、腹立たしい、慰安婦合意とかいろいろやっても無駄ではないか、と嫌韓意識が高まります。また、なんで1965年に日韓基本条約を締結したのに、これを反故にするようなことをするのか(徴用工の話です)。
これは、”情” VS ”法” の構図なのだと思います。
どちらが優先するのか?、韓国では間違いなく”情”となります(韓流ドラマを少し見ればわかります)。日本では ”法” でしょう。ですのでここでも完全に食い違っています。かつて昭和47年の日中国交正常化交渉で、法律論を展開する日本の外務官僚に、周恩来が ”法匪” と投げつけたそうです。法匪とは法律を絶対視して人を損なう役人や法律家をののしっていう語だそうです。
この一点が、中国、朝鮮と日本の大きな違いなのかもしれません。
Akiは自分の経験も含めて、いろいろ納得することができました。Akiにはベトナム人の彼氏がいますが、やはり法には甘いと日本人であるAkiは思います。これは、おそらく儒教文化の浸透度が、日本とそのほかの国(中国、朝鮮、ベトナム)では違うからでしょう。
Akiは以前韓国を旅行した際、日本を非難するかたくななガイドさんと、親しげに話しかけてくる韓国のおじいさん(『親しさの同意』を求めてくる)とのギャップに戸惑いました。
しかし、今はそれが理解できます。実はその両方とも彼らの ”情” なのです。前者はは、”恨”というどうしようもない ”情” から現れた『カタルシス(感情の排出)』、後者は、韓国人が本来持っている ”情(なさけ)” なのでしょう。その情(なさけ)には外国人であっても日本人ならわかってもらえるという期待(甘え?)も含まれるのかもしれません。それが『親しさの同意』となって現れたのだと思います。その両方から、韓国は日本にいろいろ絡んでくるのでしょう。実に面倒くさくて、ややこしいことです
さて、ベトナムを旅行すると韓国人が多く、どうしても接触しなければならない場面が出てきます。今まではその接触を極力避けてきましたが、Akiはいろいろ考えて結局、普通に外国人同士ということで接するしかないと思うようになりました。日本人に対して不快な言動を吐く輩もいるかもしれませんが、それは彼らのカタルシスにすぎないのでいちいち腹を立てても仕方がありません。ごく理性的に事務的に彼らと話すことから始めるべきかと思います。ややこしいですが、まったく違う外国人として、距離を置きつつ、注意深く接触するしかなさそうです。
では、日本国としてはどうでしょう?
いろいろ突きつけてくるお隣の韓国。非常にやっかいです。当面、日本政府は無視あるいは冷淡な態度を決め込んでいるようですが、Akiは極めて正解だと思います。隣の国の人たちのカタルシスに付き合う必要はまったくありません。ごく普通に、日本国として振舞えばいいと思います。日本から見ておかしければおかしい、と言わなければならない、行動しなければならない。喧嘩も必要であればしなければならない。日本が朝鮮を植民地にして支配したとか、豊臣秀吉の朝鮮出兵で迷惑をかけたとか、そんな過去の話で、いちいち謝るのはもうやめましょう。謝ったら解決する、という考えは、まったく意味がないのです。そのうち、彼らのカタルシスの方向が変わるでしょう。日韓問題、解決を考えてはいけません。解決の為の努力も不要です。また、未来志向を韓国にいくら説いても到底、受け入れられないでしょう、なぜならそれは彼らのカルチャーなのですから。国民性が変わることはありません。日韓問題、歴史問題とかという言葉すら不要だと思います。問題として提起することが韓国人のカタルシスに付き合うことになるのですから。
したがって、隣国の日本としては、ただ、韓国はたまたま隣にある国の一つだと考えればよいのだと思います。
それで普通に付き合うことができれば付き合うし、そうでなければ付き合わない。
ただ、それだけのことなのだとAkiは思いました。
それは実は本当にややこしくて、面倒なことではあるのですが。
韓国のこと(4)(終わり)
(あとがき)少し難しい話になり恐縮です。海外旅行好きのAkiにとって韓国は以前は好きな国でした。なので、これからも嫌いにならないように考えてみたかったので自分の頭の中を整理する意味で書いてみました。Akiの同僚に韓国人がいます。韓国から日本の大学に留学してそのままAkiの会社に就職したのです。実にいいやつです。彼が、ずっと日本で働けるように、そして不愉快なことが起こらないようにAkiは強く願っています。あたりまえのことですが、個人と国はまったく別の次元の話なのです。
Akiにはベトナム人の彼氏がいて、アジアと日本のことを考え始めてて、その一つとして韓国の話となりました。アジアの中の日本、次は台湾を考えてみます。