ベトナム好きのAkiです。
東南アジアのベトナムには長い海岸線があって、北はハロン湾、中南部はダナン、ニャチャン、ムイネーなど風光明媚な場所がたくさんあります。
この写真はニャチャンですね。
ホテルの一室から撮影したものですが、とってもきれい。
で、今回は、その海の名前についてです。
日本や英文表記の海外(ベトナム以外)の地図では、たいたい『South China Sea』、すなわち、『南シナ海』と表記されています。
https://www.infoplease.com/atlas/asia/vietnam-map
しかし、ベトナム語表記のベトナムの地図では、『Biển Đông、East Sea、東海』と記されています。
https://vnconsulate-osaka.org/ja/hetonamudetu
実際にベトナム人彼氏と話をしていても、南シナ海とはまったく言いません。
もっぱら、East Sea ですね。
面白いな、と思ったのは、韓国・朝鮮でも、『日本海』のことを、東海(동해、トンヘ)と呼んでいることです。
自分から見て、東側にあるから、東の海、ということですね。
ベトナムからしてみれば、自分の国に長大な海岸線があって、その向こうの海が、『南シナ海』、”南にある中国の海”であってはならない。
韓国・朝鮮にしてみれば、東にある海が、『日本海』、”日本の海”であってはならない。
それはあたりまえのことかもしれませんが、独立国としての矜持ですね。
要するにそれだけの気概を持って国を運営しているわけです。
翻って、日本の立ち場。
尖閣諸島で中国ともめがちですが、その尖閣は、『東シナ海』のど真ん中にあります。
これは”東の中国の海”ということですね。我々は、ごく普通に東シナ海という言葉を使っていて、なんの違和感も感じていません。
最近の中国に対する危機感もあいまって、
このままででいいのかな、と、ふと思いました。
ベトナムの海(終わり)