恋愛について、過去を振り返りつつ、反省して、
それでもまったく進歩がないAkiです。
スタンダールの恋愛論、というのがあるそうです。
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スタンダールによれば、恋愛には『情熱的恋愛』、『趣味恋愛』、『肉体的恋愛』、『虚栄恋愛』の4種類があり、 この中で『情熱的恋愛』こそ真実の恋愛であり、以下の7つの段階を辿ると考えました。
感嘆 ・・・ 相手の魅力にハッとして、トキメキを覚える段階。
自問 ・・・ 常に相手が気になり、『あの人にキスされたらどんなにいいだろう』などと自問する段階。
希望 ・・・ 『あの人も私のことを好きかも』という期待を持ったり、相手のちょっとした仕草の変化で不安になったり、希望と不安が混在する段階。
恋の発生 ・・・ 相手とできるだけ一緒にいたいという気持ちが高まり、 例えば、相手を見つめ、声を聞き、接触するという自分の五感で、相手の存在を感じ、喜びを覚える段階。
第一の結晶作用 ・・・ 相手がすばらしく魅力的に見えてしまう、『あばたもえくぼ』のような心理状態に陥ります。
疑惑 ・・・ 気持ちがやや冷静になり、当たり前になっている現在の幸福に対し、 『相手は本当に私を愛しているのだろうか』と疑うようになり、相手が自分を愛しているという確かな証拠を求める。
第二の結晶作用 ・・・ 疑惑の後に、 『やっぱり私を好きなんだ!』という確信に変わった時に、さらに相手がすばらしく魅力的に見えてしまいます。 第一の結晶作用よりも第二の結晶作用の方が結晶作用が強く現れます。
『結晶作用』というのがわかりにくいのですが、恋愛によって恋愛対象を美化させてしまう心理のことだそうです。
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自分の場合、ゲイなので、対象は女性ではなく男性です。
スタンダールの恋愛論はゲイでも同じかな。
結果はわかっているのに、ノンケに恋して、
この『感嘆』『自問』『希望』をたどって、
あたりまえのことですが、告ることもなく、
それで周りにばれそうになったりして
・・・とか。
それで、それを学習することもなく、また同じことを繰り返してたりして。
これは自分のことです。苦笑。
で、今の彼氏(ベトナム人)ですけど、知り会ったのはゲイ専用のマッチングアプリ。
なので、初回はお見合いみたいな感じで、軽く始まって、ちょっとドキドキしたくらい。
また会おうということになって、何回かデートして、遠距離で、毎日チャットして、
やっぱり、『感嘆』、 『自問』、 『希望』 を経過して、
ああ、いいな、好きかもとか、と思って、
恋の発生?、第一の結晶作用?があって、
そのあとで、彼氏に言われたのは、
『僕は、最初からAkiを好きだったけど、Akiは本当に僕のことが好きなの?』って。
これは『疑惑』の段階。
それで、恥ずかしいけど、『好きだよ』と必ず言うようになりました。
で、『第二の結晶作用』に至っている。
スタンダールの恋愛論は、ゲイでも同じ、かも。
恋愛論(終わり)