Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

理系のプライド

理系(自然科学、化学)で、以前は企業で研究職をやっていたAkiです。

 

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ちょっと前のことですが、大学時代の恩師の一人が退官して、しばらくして、

大きな嘆息まじりに、
『思い切って、家にあった専門書を処分したよ』
と言っているのを聞きました。

 

それは、人生の一大決心のような、そして、とても寂しげな言い方でしたね。

 

大学の先生は、自分の専門領域を深く探究して、領域そのものが自分、という意識があるようですね。だから、この領域では自分が一番という想いがある。だから、専門書を処分したことは身を切られるような気持ちだった、ということだと思います。

 

それは、『理系のプライド』ですね。

 

自分の場合も、一応、専門の領域というのはあって、こだわりはあるのですが、企業の研究職だったので、会社の方針で、仕事はコロコロ変り、何が専門なのかよくわからなくなりました。

 

それで、結局、自分が得たもの。
それは、基礎研究、応用研究、商品化マネージメントのノウハウくらい。
専門知識はあまり多くは得られなかった。

 

それが後悔というか、反省点かな。
(ただ、商品化マネージメントのノウハウはニーズが高くて、今、個人事業でコンサルをやれている理由なのですが)

 

自分が思うに、会社の方針で、自分の専門分野が捻じ曲げられて、その方針が納得できないなら、転職した方がいい。

 

理系は、とんがって、プライドを持って仕事をすべき、だと思うのですが、どんなもんでしょうか?

 

理系のプライド(終わり)