サラリーマンのAkiです。
コロナ以後の世界を考えています。
コロナウイルスで『人の移動が制限』されています。
単純なことなのですが、人が動けないということで社会は大きな影響を受けます。
どんな影響なのか、考えてみます。
人の移動が制限されると・・・
⇒ 外出ができない(必要最低限のこと以外)
⇒ 仕事に行けない、買い物ができない、外食ができない、余暇を外で楽しめない
⇒ モノ、サービスの売り買いができない
⇒ 産業(製造業、サービス業、小売り業など)がシュリンク(収縮)
⇒ モノの生産、サービスの提供そのものが少なくなる
⇒ 企業の売上、利益DOWN、
⇒ 雇用の変化、個人収入DOWN
⇒ 消費が必要最低限となる、将来不安からモノを買わなくなる
⇒ ・売れるモノと売れないモノの二極化
(生活維持のための消費活動、医療活動に関するもの)
⇒ 売れるモノの値段は上昇
・輸出輸入の減少(生産量が落ち、売れるモノが限られるため)
まず、人の移動が制限されることで、経済は大きくシュリンク(収縮)します。リモートワークで一部の業務を続けることができるかと思いますが、以前より仕事の量は少なくなってゆきます。また、実際のモノの製造やサービスの提供が為されなくなるので、それに関わる産業は大きなダメージを受けそうです(自分の会社も含まれます)。そうなると企業価値が下がり、株価も低迷するようになります。そして、体力のある会社だけが生き残り、ある種の淘汰が為されるかもしれません。
それで、やはり、不況の到来となるわけですが、同時に生活物資の価格が高騰し、インフレの発生も、ということになりそうです。
要するに、不況+インフレ(スタグフレーション)。
1970年代のオイルショックでは、日本に石油が入らず、日本でモノが作れない、となってスタグフレーションとなったのですが、今回は、世界のどこでも、人が移動できなくてモノが作れないということになります。
それで、どうやってモノを作れるようにするのか、それは国連やWHOがなんとかしてくれるわけがなく、各国の政策に拠るところが大きい、と思います。国単位でしか、コントロールができませんので。しかし、必死に政府が国全体をコントロールしても、経済活動(グローバルな)を再開するとまたウイルスの侵入を許すことになりかねません。
なので、国全体をコントロールしてウイルス排除を行ったあとも、その経済活動は極力限定的なものになるかと思います(ほぼ鎖国に近い状態が続く)。なのでGDPは大幅に低下しつつ、そのシュリンクした状態で当面は推移するのではと思います。
日本の企業は、海外へ出てゆくことでその存在価値を高めてきました(要するにグローバル化、海外の安い労働力でモノを製造)。でも、今回のコロナ禍で、そのビジネスモデルは意味をなさなくなるように思います。これからは、むしろ逆で、国内での需要に目を向けた、低収益でも成り立つ国内生産が主流になるかもしれません。
要するに、国内回帰ということです。
コロナ以後(2)(終わり)