サラリーマンのAkiです。
会社には帳票というものがあります。
これがやたらと多いのです。
要するにマニュアルのことです。
仕事でなにかやろうとするとマニュアルを見なければなりません。
新しく入った社員も一応、マニュアルどおりにやるように言われます。
でも、自分はこれをほとんど読むことはありません。
わからないな、と思うと、やさしそうで、物事がわかっていそうな人に電話して、聞いて、おわり。
マニュアルを読んで、理解して、とやってゆくとものすごく時間がかかるのです。一度、真面目に読んでみたことがあるのですが、簡単なことを、さも、もっともらしく書いてあって、聞いたほうが早いじゃん、と思いました。
結局、Akiの会社のマニュアルというのは、コーポレートガバナンスをしっかりやってますよ、ということを証明するイビデンス(証拠)なのです。なので、それを仕事に活かす、というよりもそこにイビデンスがある、ということの方が大事なのだと最近わかりました。
自分の仕事は、研究開発なので、マニュアルどおりにやっても結果はでません、むしろ、教えられたとおりにやらずに、好き勝手にやった方がいい結果がでる場合があります。ぜんぜん素直じゃない、跳ね返りの若手や、なんにもしゃべらない人、しゃべってもなにを言っているのかわからない人。こんな人たちが意外と成果を出すのです。
あ、でも、ぜんぜんダメな人もいますけど。
この人、すごいな、という人は、まったくマニュアルを無視してます。逆に、今あるマニュアルどおりのことを無理やりやらせるとたぶん、モチベーションも下がってしまい、大した研究成果も出なくなるのではないでしょうか?
『マニュアルのたたり』で日本の科学技術がおろそかにならないように祈っています。
マニュアルのたたり(終わり)