日本人ゲイのAkiです。
サパから夜行列車で再びハノイに戻ってきました。なので早朝にハノイに着きました。Tuが手際よくGrabでタクシーを手配してくれて、旧市街にあるホテルにチェックインしました。車中2泊、ホテル2泊のあわただしいサパの旅でしたので、あらかじめアーリーチェックインを頼んでおいたのです。
そして、このホテルは最初に彼氏と会った思い出の場所でもあるのです。
部屋からハノイの街を眺めます。
バイクや自動車の喧騒が、部屋の窓から飛び込んできます。でもこれがハノイ。
ここで4年前に彼氏と初めて会ったんだな、とちょっぴり感慨にふけりました。
(ハノイ旧市街の風景)
そして、ついこの前来たばかりなのに、ああ、帰ってきたな、という懐かしさがこみ上げてきます。やっぱり、この町好きかな。
(ハノイの路地)
(サークルKが目立ちます)
お昼を2人で食べました。ベトナムの古都フエの料理だそうです。
(急に激しい雨)
さて、ハノイでのAkiの仕事?は銀行に預金することです。かねてからAkiはベトナムの銀行金利の高さに目をつけていて、その金利でベトナムでの滞在費用を稼ごうと企んでいたのです。日本円をハノイ市内の両替屋で交換するとレートは1円あたり217ドンでした。これが一番高いレートとなります(ノイバイ空港では216ドン、市中の銀行では211ドン、ちなみに日本の空港/セントレアではなんと185ドン)。このドンを銀行に持ち込んで、半年定期にしました。金利は約7%です。日本の銀行金利は0.01%、その差は700倍。はたして結果はどうなるでしょうか? ベトナムのインフレ、あるいは円高、円安がどう左右するのか、ちょっぴり楽しみです。それと、どうなるかわかりませんが、将来、彼氏のTuと一緒に暮らすための準備でもあるのです。
(Techcom Bank)
今日は、彼氏と過ごす最後の夜です。いろいろ話をしました。
Tu、今回は全部やってくれてありがとう、俺はTuに付いていくだけだったよ。
でも今までのTuとは違うように思うけど。今まではこんなにやってくれなかったよ、と率直に聞いてみました。
”え?、そうかな、Akiは僕の彼氏だからあたりまえだよ”
”Akiが楽しんでくれたら僕はうれしいんだ”
と、さらっとうれしいことを言ってくれました。
今回の旅行で会うのが10回目、付き合ってもう4年だけど、今の遠距離恋愛のままでいい? もし、俺がハノイに住めるようになったら一緒に住む?
”もちろん、そうなったら一緒に住みたい、全然問題ないよ、でも、今のままでもいい、毎日チャットしてるし、毎日デートしているつもりだから。今までの4年間と同じように、次の4年間もベトナムと日本でかまわないよ”
決してわがままなことは言わない彼氏。本当はどうなんだろう。
それと、超遠距離恋愛の結末はどうなってしまうのか? 不安は募ります。
でも、無理をせず、流れにまかせよう、お互い好きなことはわかっているし、それでいいんだ、とAkiは自分に言い聞かせてベトナムの旅を終えました。
(あとがき)
10年以上遠距離恋愛しているゴウさんのブログを読みました。おふたりのほのぼのとした幸せな日々が、わかりやすく書かれていて、Akiの好きなブログの一つです。でも、ふたりで一緒に暮らすとなると、仕事とか、環境とか、なにかを捨てなければならない。ゴウさんと同じように自分も迷っています。言葉の問題もあるし。でも一緒にいられればもっと幸せになれることはわかっているんです、俺も。
ベトナムの旅(サパ)(5)終わり