Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

ベトナム人の彼氏Tu(1)

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ベトナムポスター1


日本人ゲイのAkiです。

Akiにはベトナム人の彼氏がいます。彼氏の名前はTu(てゅ)と言います。ベトナムハノイで出会ってそのまま付き合っています。元々、Akiは海外旅行好きでいままでも幾度となく世界中を旅してきました。といっても普通の会社員ですので、年3回の長期休暇に出かける程度です。ベトナムはそれまでまったく興味がなかったのですが、”そうだ、ベトナムへ行こう”、と急に思い立ち、ベトナム中部のリゾート地のニャチャン(Nha Trang)、ホーチミン(HCMC, Saigon)、また古都フエ(Hue)、ハノイ(Ha Noi)などを何回かに分けて旅行しました。ベトナムと言えば今はもう希少価値となり果てた社会主義国なのですが、1986年以降、ドイモイ(刷新)政策により、市場開放が進み、社会主義下で市場経済が形成されています。そのため、町を歩いていても活気に満ち溢れ、オートバイの洪水をかき分けてゆくはめになります。しかし、訪れたいずれの都市も魅力的で、ほかの東南アジアの都市とは一味違ったおもむきを感じました。特にハノイは首都であるにもかかわらず、しっとりとした落ち着きのある町のように思いました。人口780万の大都会なのですが、旧市街を歩いていると、活気の中にもある種の落ち着きを感じるのです。この落ち着きの理由は、なんでしょう? 社会主義だから? 歩いていると、昔懐かしい共産主義を標榜するスローガンや看板が掲げられているのをたまに目にしますが、今となってはレトロ感満載です(HCMCのタンソニャット空港の出口付近にも掲げられているのを目にします)。この風景・・・なんというべきか? 社会主義国にありがちな、国威発揚モードは一切感じられません。少し静かに、この国は社会主義国ですよとささやきかけているような、あるいは社会主義モードを観光の売りにしているようにも思えます。まあ、いずれにしろ、主義主張よりも生活感があるハノイの旧市街なのです。

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ベトナムポスター2

 

 

ここは本当に好きですね。雑然としてはいるもの緑溢れる旧市街の町を抜けるとホアンキエム湖に出ます。ここは歩いて一周でき、オートバイの群れに邪魔されることなく散策を楽しむことができます。ベンチに座って、周りの人々、体操をしていたり釣りしていたり、あるいは半裸のかっこいい男子を眺められたりと、落ち着けるのです。

結局、男か!

Tuと会ったのはここハノイです。SNSで知り合って、あらかじめハノイで泊まるホテルを知らせておきました。もう年末でしたので南国ベトナムとは言え、寒風が吹きすさんでいました。ハノイに着いて連絡すると、勤務が終わってからホテルまで来るというのです。このとき、頭の中をいろいろなものが駆け巡りました。初めてのベトナム人との接触、緊張!!!!!!!!! まずはどうすべきか? やっぱり最初は一緒にお茶するかご飯食べて、様子を見よう。そのほうがいい。というか、本当に来るのだろうか?会話は通じるのだろうか? と、心臓バクバク状態でホテルで待っていました。

そしたら来たのです!

TELが鳴って、今ホテルの入り口にいるよ、とのこと。あたふたと階下に降りて、外に出るとTuがいました。見るからに寒そうで。じゃあということで、ホテル内のコーヒーショップで話をすることにしました。この時、二人とも緊張、爆発状態でした。でも、いい感じだな、と思ったのです。この感覚、わかりますか? 一瞬ですけど、合うか合わないか、わかるのです。ホテル内のコーヒーショップは小さくてお客は我々しかいませんでした。Akiは砂糖抜きブラックを頼み、Tuは砂糖たっぷりミルク入りを頼みました。向き合って座っても落ち着きません。なにから話していいのやら。覚えているのは勤務している会社のこと、Tuはこの時、日系企業に勤めていて日本人には馴染みがあったのでした。ひとしきり話をして、どうしようかと思って、というか思い切って

部屋に来る?

と聞くと、

YES

こうしてお付き合いが始まったのです。

 

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ベトナムポスター3

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ベトナムポスター4