アジア好きで、東アジアにも注目しているAkiです。
2023年8月、中国が新しい自国の地図を発表しました。
https://gendai.media/articles/-/115771
その問題点は以下のとおりとされています。
・マレーシア:南シナ海南端に接続するボルネオ島のサバ州、サラワク州の沖合に広がるEEZと重複する海域を中国の海洋権益が及ぶ海域として記載
・インド:北東部アルナーチャル・プラデッシュ州と北部アクサイチン地区が中国領土として記載
・インドネシア:ナツナ諸島沖の海域も「十段線」で囲まれた中に位置づけられ、“中国の海洋権益が優先的に認められるべき海域”として記載
・フィリピン:スプラトリー諸島(南沙諸島)が「中国領」と記載
・台湾:台湾は台湾省とされ、その全土が中国領とされ、日本の与那国島と台湾との間に国境線が記されています(その線は日本の領海を侵しているようですが)。
もちろん、各国は、これに猛反発しています。
中国は、こうしたアジア諸国の反発に対して、「関係方面が客観的で理性的に対応することを望む」とコメントして、中国の領有権主張を正当化しました。
他国を刺激しつつ、既成事実化してゆくという中国の今のやり方は、中国そのものが世界のすべてであるという彼らの常識、そのものだと思います(いわゆる中華思想)。
友人はいらない、ただ、彼らの前に、かしずく属国だけがあればいい。
そんな彼らに対しては、
やはり、友人たちがまとまって、立ち向かってゆく体制の構築しかない。
そう思います。
中国の新しい地図(終わり)