アジア好きのAkiです。
香港について、今まで何度か書いてきました。
民主化を求める香港デモについてです。
結局、デモは鎮圧され、香港国家安全維持法(国安法)が成立し、リーダー達は逮捕されました。
昨年の12月に、民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏(23)に禁錮10月、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(24)に禁錮13月半、林朗彦(アイバン・ラム)氏(26)に禁錮7月の量刑が言い渡され、いずれも執行猶予はつかず、3人は収監されました。
その後の香港。
香港から台湾に移住する人が増えています。
昨年、2020年に台湾への短期居留許可を取得した香港市民の数は、2019年の5858人から1万813人に増加したそうです。これまでの最多は、香港で民主派デモ「雨傘運動」が行われた2014年の7506人。
香港の人口はおよそ700万人と言われていますから、1万人はごくわずか。
でも、旧宗主国であるイギリスは、香港市民300万人に対し、イギリスの市民権や永住権の申請を可能にする方針を明らかにしました。
そして、約30万人が、この新しいビザを申請するそうです。
香港人に示したイギリスの選択肢。
旧宗主国の最後の好意?
これで、若い民主化のリーダー達の命が助かるかもしれない。
香港人は、その経歴、あるいか主義主張、あるいは経済基盤など、もろもろを考えて、香港を後にするか、それとも中国共産党の国民となるのか、きびしい選択の時期を迎えているように思います。
香港その後(終わり)