Akiです。
８月１５日は終戦記念日です。
言うまでもなく太平洋戦争が終わった日。
1945年（昭和20）8月10日、日本は米英中3国によるポツダム宣言の受諾を申し入れ、15日無条件降伏し、第二次世界大戦が終結しました。
ということで、昭和57年（1982）に、この日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とすることが閣議決定されました。
これが終戦記念日なのです。
終戦の日、ほかの第二次世界大戦に関わった国はどうなのか、というと、連合国側の場合、日本政府が降伏文書に調印した1945年（昭和20年）9月2日を指すようです、あるいは、その翌日の9月3日。中国も連合国側ということで９月３日が終戦の日、「抗日戦争勝利記念日」。
また、ベトナムは、日本が降伏文書に調印した9月2日にベトナム民主共和国の樹立が宣言（ベトナム独立宣言）ということで９月２日が記念日になっています。
したがって、この９月２日が一般的な対日戦勝記念日、VJ Day（ Victory over Japan Day）なのです。
同様の記念日にVE Day（Victory in Europe Day、ヨーロッパ戦勝記念日）の1945年5月8日があります。こちらは対ドイツ戦勝記念日ということですね。
あと、なにかと話題の韓国・北朝鮮ですが、こちらは８月１５日です。
光復節（こうふくせつ）、解放記念日ということです。
・韓国「1945年8月15日に朝鮮が日本の統治から脱し自主独立を取り戻した」
・北朝鮮「金日成が抗日革命闘争を勝利へ導くことでもたらされた偉業を称える」
一方、日本と同じ枢軸国側のイタリアは、1945年4月25日に当時ドイツ軍によって占領されていた北イタリアの主要都市（ミラノなど）が解放されたことを記念して４月２５日を記念日としています。
また、ドイツですが、降伏したのが１９４５年５月８日なのですが、この日を「第二次大戦終戦の日」（"Ende des Zweiten Weltkrieges"）と呼称しています。ドイツでは、第二次世界大戦で終戦は「Stunde Null（零時）」であると認識される動きが強く、敗北より解放、ひいては再建のはじまりであると認識されているそうです。
やっぱり、戦争に負けたという事実よりも、解放とか新しい出発の日ということにしたい、ということ。
一方、日本では、敵方の軍門に下った日、降伏文書の調印日（９月２日）ではなく、自ら、敗戦を認めた日（８月１５日）の方に意味を持たせている、ということになります。
やはり敗戦は屈辱であり、それは決して旧体制からの解放ではない（ドイツやイタリアのように）ということかもしれません。結局、天皇制は維持されましたし。
ということで、８月１５日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」
（９月２日ではなく）
納得かな。
自分も、それでいいかな。
それで、やっぱり８月１５日は、静かに祈りを捧げる日。
太平洋戦争で亡くなった方々、自分の親戚、ご先祖さまも含めて
改めて合掌
８月１５日の意味（終わり）
