※黒の円内が遠州地方
マイクロツーリズム中です。
今回は、『とうもんの里』を訪れました。
東海道、袋井の南です。
『とうもん』とは、漢字で書くと、
「稲面(とうも)」または「田面(たおも)」、だそうです。
この地方の言葉で、昔から、南遠州の山と海の間に広がる1000町歩(約1000ヘクタール)の広大な水田のことを『とうもん』と言ったそうです。
視界をさえぎるものがなく、抜けるような青空がどこまでも続き、見渡す限り広がる広大な「とうもん」は遠州人の「原風景」なのだそうです。
稲の実りの頃には、金色に輝く稲穂を風が通り抜け、本当に豊かな風景を見ることが出来る。そして、田んぼの水面を渡ってくる風の涼しさ、実った稲の重さ。
そんなことが体験できる場所が「とうもんの里」、ということです。
要するに一面の田園地帯。
そのど真ん中に案内所があって、『とうもんの里』という看板を掲げています。
中に入ると地域の産物(季節の野菜)が販売されているくらい。
建物の中はとりたててみるべきものもありません。ときどきは、何かの体験教室をやっているようなのですが。
でも、周りは一面の田園地帯。それだけで十分かな。
今では、もう、こうした光景は珍しくなってしまったのかも。
青々とした稲が元気よく育っています。
すがすがしい。
一面の緑。
緑の濃淡だけで景色が彩られています。
ちょっと行くと、田んぼの中にシロサギ。
真っ白。きれいに舞ってます。
水田にいる小魚狙いですね。
シロサギの大群。
よく見ると、アオサギもいますね。
たくさんのシロサギ達、 これも里の風景ですね。
で、『とうもんの里』と言っても、特になにかがあるというわけではありません。
そこに行って、たたずむだけの体験です。
でも、ほんの短い時間、そこにいるだけでなごみます。
やっぱりこれが、日本の原風景かな。
だから、気持ちがなごむ。
遠州・とうもん(稲面)(終わり)