日本人のAkiです。
コロナの影響もあって、一人でマスクして散歩する頻度が高くなりました。
それで、家の近くを歩いていて、お地蔵さんが多いことに気が付きました。
河沿いに歩くと、橋のたもとにいくつかお地蔵さんがあります。
子供を抱いたお地蔵さん。
なにか書いてあるようなのですが、もう風化してしまって読めません。
でも、小銭が置いてあったり、枯れてはいるのですが花が生けられていたりして、今も供養が続いているようです。
川沿いになんでこんなにお地蔵さんが多いのか、調べてみました。
その昔、この川には橋もなく、浅瀬を歩いて渡っていたそうです。それで、ときどき大水が出て、不運にも川の濁流に飲み込まれて多くの人がなくなったそうです。その御供養のためにお地蔵さんが建てられました。
子供を抱いたお地蔵さん。
お母さんとその子供が一緒に亡くなって、それを哀れんだ人達が建てたものなのでしょう。
今、川はとっても静かです。
でも、こんな激しい流れのところもあります。
水害で犠牲になった人を悼む気持ちがお地蔵さんから伝わってきます。
それと、ずっと、このお地蔵さんを守ってきた地元の方々の気持ちも。
災害はなくならないでしょうけど、その気持ちはずっと受け継がれてゆきます。
それも、自分が好きな日本の情景の一つ。
お地蔵さん(終わり)