Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

彼氏のこと(9)

ゲイのAkiです。

 

 

ベトナム人彼氏のTuのことです。

 

tuaki.hatenablog.com

 

彼氏の叔父さんが入院したことがあります。
その前は、いとこが病気で入院して手術をしました。

幸いなことに彼氏自身は、いたって健康で、年に数回、熱を出すくらいです。

それで、親戚が入院すると彼氏はすぐ病院に駆けつけます。
親戚連中も田舎からハノイに出て来てお見舞いをしたり、泊まり込みで病人の面倒をみたりします。

入院したり手術したりするとお金がかかるものですが、それもみんなで分け合って負担しています。

彼氏もお金を出していました。

 

たいへんだよ、と言いながらもまめに面倒を見てあげています。

 

また、Tuの年になると結婚する親戚や友達が多くなるのですが、結婚式によく行ってます。ハノイで式をあげる場合は、ちょっと仕事を抜け出して駆けつけているようですが、地方でやる場合は、ほかの友達とバスを貸し切って行ったりしてます。

ご祝儀はだいたい25$、3000円くらい。

特に近い親戚だと、厨房に入って料理したり、お客さんにごちそうを運んだり、カメラマンをやったりときりきり舞いになります。

 

これも、たいへんだよ、と言いながらまめにやっています。

 

f:id:TuAki:20200204193552j:plain

ベトナムの結婚式)※ネットからの引用

 

そんな彼氏を見ていると、ベトナムの人間関係は濃厚だな、と思います。

 

ベトナムは、以前、農業の共同体である村が生活の基盤で、運命共同体だったそうです。その絆はものすごく強くて、日本の比ではなかったそうです。

 

『それは昔のことだよ』と、彼氏は言いますが、今の彼氏を見ていると、依然としてその意識は残っているように思います。

 

日本人である自分は、あまり親戚付き合いは濃くはないのですが、それでも用事があると親戚の家に行くことがあります。そのことを彼氏に言うと、とてもうれしそうに、いろいろ聞いてきます。

”叔母さんや、伯父さんと久しぶりに会ったよ”

『それは、本当によかったね!』・・・みたいな会話。

 

親戚や友達を思いやること、
日本よりベトナムの方がはるかに深いように思います。

 

彼氏のこと(9) (終わり)