Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

大学のこと

日本人ゲイのAkiです。

 

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※ネットからの引用

Akiはゲイなんですけど、普通の会社員で、企業(製造業)の研究者、技術者をしてます。なので新しい研究や技術を求めて大学の研究室(自然科学系)を訪問することがあります。そこで研究の話をするのは大変楽しいのですが、話の中心は『金』です。大学の先生方は本当にいい人が多いのですが、それでもお金の話はしなければなりません。研究費とか寄付金とか。いくらお金を集められるのかが、大学の先生の業績になるからです。ああ、この研究はいいな、と思ってもたくさんお金を払わないと一緒に研究することすらできません。特許とかもあるし。また、共同研究ができたとしても1、2年で成果を求められることが多く、じっくり取り組むということができなくなりつつあります。最近、日本の研究者がよくノーベル賞をもらっていますが、これは過去の研究成果に対して与えられたもので、実は時間的に余裕のある時代(遠い過去)の研究が結実した結果ではないかと思っています。なので、今まさに行われている研究に対してもノーベル賞が与えられるのか、というとはなはだ疑問です。少し、寂しい言い方ですが、『日本の科学技術の残照』が今、あるだけのように思えてきます。

お金が集まる研究は、産業や経済への大きなインパクトが期待されるものです。そのインパクトをPRするために大学の先生は一生懸命、その意義を説明しなければなりません。それはそれで大事なんでしょうけど、大学の研究は、基本的には、その先生の趣味でやっていいのではないかと、Akiは思います。この研究は産業や経済へインパクトあります、みたいな資料を一生懸命作っても、しょせんは作文にすぎません。遠い将来のことまで見通して作れるものではないと思うからです。なので、その先生が趣味でやった研究(余裕のある環境の中で)が、たまたま世の中に役立つ(商品化も含めて)。ただそれだけで十分な気がしますが、はたしてどんなもんでしょうか?

大学のこと(終わり)