Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

ワーカーホリック

日本人ゲイのAkiです。

 

 

最近、働くことについて考えています。

 

tuaki.hatenablog.com

 

それで、よくベトナム人の彼氏から、Akiもそうだけど『日本人はワーカーホリック』だね、と言われます。なので、それではいけない、ということで、仕事の息抜きも兼ねて始めたブログですが、かなりのめりこんでいます。

まずいです。これではブロガーホリックになってしまいます。Akiは、ひたすら『〇〇ホリック』を目指してしまうようです。しょうがないかな、性格だし、今更変えられない。

 

f:id:TuAki:20191001222617p:plain



日本人は勤勉で、真面目で、よく働くと言われてきました。長時間勤務は当たり前で、それが美徳とされてきました。高度成長期(1960年代から70年代)、馬車馬のように働いてきた先輩方のおかげで今の日本があります。それは事実でしょう。

で、今、どれくらい日本人が働いているのか調べてしました。

 OECD経済協力開発機構)の2016年度データに「年間で最も長く働く国」のランキングがあり、それは以下のとおりです。

  1位. メキシコ(Mexico)- 2,255時間/年間
  2位. コスタリカ(Costa Rica) – 2,212時間/年間
  3位. 韓国(South Korea) – 2,069時間/年間
  4位. ギリシャ(Greece) – 2,035時間/年間
  5位. チリ(Chile) – 1,974時間/年間(同率第5位)
  5位. ロシア(Russia) – 1,974時間/年間(同率第5位)
  7位. ポーランド(Poland) – 1,928時間/年間
  8位. ラトビア(Latvia) – 1,910時間/年間
  9位. イスラエル (Israel)- 1,889時間/年間
10位. リトアニア(Lithuania)- 1,885時間/年間

アメリカは1,783時間で15位、日本はなんと1,713時間で22位だそうです。
※韓国はともかくとして、メキシコ、コスタリカギリシャが勤勉かというとはなはだ疑問なのですが。要するに、日本やアメリカは土日が休みで祝日が多いためこの結果になったようです。中国のデータがないのが気になりますが。

 

実は、言われているほど日本人は長時間働いていない。したがって時間においてはワーカーホリックではない、ということになります。

 

それでは、ベトナム人の彼氏が言うところの『日本人はワーカーホリックだね』というのは何を根拠としているのでしょうか? 彼氏と話していて、それは時間のことではなく、仕事に取り組む姿勢や意識のことだとわかりました。彼氏のTuは、過去にハノイの大手日系企業で働いていたことがあって、そのときの日本人上司の印象が強かったようでした。

たまに、彼氏のTuが休み中に仕事をしていて、Akiが冷やかし半分に、

”Tu、自分だってワーカーホリックだよ、日本人と同じじゃない?” 
というと、

『そんなことない、僕はワーカーホリックではないよ、日本人とは違う』
と真剣な顔で否定します。


 仕事のことだけを考えるワーカーホリックはベトナム人彼氏にとって完全にダメな人のようです。ベトナム人にとって家族や親戚、恋人が一番大事で、仕事についての優先順位はもっとずっと下にあります。なので日本人と同じワーカーホリックであってはならないのです。彼氏とチャットをしていて、Akiが、ふと仕事のことを考えたりして、それに彼氏が気づくと怒られます(年下なんですけど)。

『今、そんなことを考える時間じゃないでしょ!』

しかし、それでも、真剣に仕事に取り組む姿勢や意識は大事だと思うし、これは本来、日本人が持っている美徳の一つではないかと日本人であるAkiは思うのです。会社人間になってしまって、会社だけのために働いて、自分がなんのために働いているのか、わからなくなってしまったり、健康を損なったりすることは論外なのですが。


それで、ゲイの場合、ほかのブログの記事にもあったかと思うのですが、妻や子供がいないので、結局、自分の為に働くということになります。たとえ無二の彼氏がいたとしても、彼氏も働いているわけだし、やはり、結局は自分の為、ということになります。


元気で、健康で、真剣に働き続けること
、そのこと自体が、自分自身にとって十分意味があって、自分の為なのかもしれません。

 

ワーカーホリック(終わり)