日本人ゲイのAkiです。
ベトナムのゲイはどうなのか? やはり興味があります。
Akiは彼氏が住んでいるハノイによく行きますが、ハノイにあるゲイバーは1件だけです。
”GC PUB”(Golden Cock Pub) です。
ゴールデンコックという名前も、どうかと思うのですが。
(GC PUB)※ネットからの引用
以前、泊まったホテルの前にそのバーはありました。
ああ、ここね、と確認しただけです。彼氏のTuは一切、そういうところへ行かないのでAkiも行くわけにはいかなかったのです。行きたかったけど。一緒に行ったら最後、きょろきょろするAkiにTuから張り手が飛んできそうな気がしたのです。
しかし、Akiのスマホに入っているゲイアプリには、たくさんの、”Hi"や”Hello"が入ってきます。場所が近いので、同じバーにいる客と間違えているのかもしれません。このバーは土曜日がすごいです。大音響の音楽と店からあふれる人たち、ハノイのゲイが大集結といった感じです。ホテルのボーイさんもあきれ顔でした。どういう客層かなと思ってホテルのロビーから見ていると、思ったほど外国人は多くないようです。現地のハノイっ子が多い。ふうううん、これがベトナムのゲイね。出会いを求めてたくさんの人が集まっています。ハノイの人口が780万、なのにゲイバーが1軒、そりゃあ集まるわけです。老若男男。みごとに男ばかり。楽しい光景です。しばしのMan Watchingを楽しみました。だけどあまりイケメンはいません。普通っぽいというか、垢抜けないというか。Akiも人のことは言えないのですが。それでも、ここで知り合って、愛し合って、付き合って、別れて、いろいろあるんだろうな、と思いながらバーの喧騒を見ていました。でもこの喧騒も土曜日だけです。普通のウイークデイは閑散としています。ベトナムのゲイはタイなどと違って意外と地味のようです。しかし、ハノイの人口が780万、年齢構成は15歳未満が24%、15歳以上65歳未満が70 %ということですから若者が多い、それで半分が男性として計算すると、ざっくり780万の半分の390万人が適齢の男性、そのうちゲイが5%だとすると、なんと20万人。ゲイシーンは少ないのですが、探せば、必ず恋人が見つかって、出会いはどこにでもある国のように思います。やっぱりベトナムでの恋人探しはSNSなんだなと、ゲイバーを横目で見ながら、くだらぬことをAkiは考えていました。
あまりふらふらすると彼氏のTuに、横っ面を往復でひっぱたかれるのがおちなので、彼氏一筋にAkiは邁進します。
ベトナムのゲイ(終わり)