Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

ハノイ探訪②

2023年11月のハノイ探訪。

 

ハノイに来たのは4年ぶりなのですが、彼氏がハノイ在住ということで、もう何度も来ていています。

ということで、今回、少しマニアックなのですが、ベトナム美術博物館(Bảo tàng Mỹ thuật Việt Nam)を訪れました。

 

 

vnfam.vn

 

提供者:foody.vn

で、案内所の人に促されて、とりあえず、脇の入口から入りました。

 

まず、ベトナム人画家による、たくさんの絵画。

この絵はいいですね。自分が好きな構図。

静物画ですが、猫がいるのがいい。動きを感じさせます。

 

 

最近の絵もありました。コロナ禍の時期の世相?、でしょうか。

 

これは、あっさりした日常風景・・・

 

時代が古くなると、戦争がらみの絵が多いです。

 

 

フランスやアメリカと戦争をしていた頃の絵。

 

タッチはいいと思うのですが、個人的には、あまり好きではないですね。
そもそも、果たして、戦争が絵画のモチーフとしてふさわしいのかが疑問なのです。
かといって、あえて平和・反戦をモチーフとする絵画も好きではない。

 

要するに、そうした絵には、主義主張がありすぎて、押し付けられ感があって、
見ていて疲れるのです。

 

それが酷すぎると、ある種のプロパガンダになってしまう。

 

 

この2つの絵のタイトルはいずれも「Japanese girl」

 

描かれたのは、1942ー43年で、いずれもベトナム人画家が描いたものです。
その時代、日本は当時のフランス領インドシナ(現在のベトナムラオスカンボジアを合わせた領域)を実質的に支配していて、その支配者を描いたものということですね。

ベトナム人画家が、どんな状況で、どんな気持ちで描いていたのか。

 

本館に行くと、いくつかの像。



ぎょっとする仏像もありました。
釈迦牟尼像です。

ただ、そんなに時代は古くなくて18~19世紀、ベトナム南部のソクチャン省のものだそうです。パキスタン西北部にあるガンダーラ 地方を中心に、 紀元前後から5世紀頃まで栄えたガンダーラ美術の「 断食する仏陀像」と似ていますね。

 

インド文明の一端が、ベトナム南部にまで及んでいることがわかります。

 

そういえば、今の彼氏と知り合う前に南部のソクチャンにも行きました。
クメール人華人の混血のベトナム人ゲイと知り会って、いろいろ話をしたっけ。

 

今の彼氏は、生粋のベトナム人でキン族です。
だいぶ、雰囲気が違いますね。

 

ハノイ探訪②(終わり)