日本の将来を憂うAkiです。
自民党の総裁選挙の話をニュースでよく見るようになったのですが、今の日本の政治、政党について、少し考えてみます。
今、日本にある政党(国会に議席がある)は、以下のとおり・・・
自由民主党 276(衆議院) 109(参議院) 385(合計)
立憲民主党 109 44 153
公明党 29 28 57
日本維新の会 10 15 25
日本共産党 12 13 25
国民民主党 8 12 20
社会民主党 1 1 2
NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で 1 1 2
れいわ新選組 0 2 2
希望の党 1 0 1
無所属 15 17 32
衆議院と参議院の定数の合計は、710。
ということで、現在、自民党が385なので、過半数を軽く上回っています。
それと、公明党も57議席を有し、自民党と合わせて、442議席で安定多数で政権を担当(与党を形成)しているわけですね。
議席数で並べると上のような図になるのですが、政党の考え方、主義主張でいうとどうなるのか。
並べ替えてみます。
現体制を維持し、伝統的価値を重視することに利益を見出し、急進的改革より漸進的改革を志向する政党が保守、一方、既成の国家体制に対して改革や革命を求める政党を革新、という定義に基づいて、思い切って切り分けると以下の図になるかと思います。
青が保守、赤が革新。
でも、この保守と革新の定義は、ピンときませんね。
自民党、公明党や維新の会は「保守」としたのですが、「現体制を維持し、伝統的価値を重視することに利益を見出し、急進的改革より漸進的改革を志向」しているのか、と言えば、必ずしもそうではなく、改革は常に求められ、やり続けていると見ることもできます。
一方、現在、野党である立憲民主党、共産党、社民党などは「革新」と位置付けられるのですが、「既成の国家体制に対して改革や革命を求める」か、と言えば、そうでもない。改革や革命を指向しているとは到底思えず、現体制がやろうとする改革への不平不満を言うだけの組織になっているように思います。でも、これは無理もないことで、もし彼らの主義に基づいて、改革を行おうとすると、もはや古典的で、過去の歴史となってしまっている社会主義、共産主義革命につながるものであり、国民の理解は得られません。前回の民主党政権の失敗の例がありますね。それがわかっているので、改革を提案できず、現政権を批判するだけの政党になっているのだと思います。
結局、日本には、アメリカのようなはっきりした二大政党制はなじまず、自民党を中心とした保守がやはり基本で、かつ、ぼやっとした中間の政党が多数ありつつ、その濃淡の変化を有権者が選択することで、日本の保守の微修正を逐次行ってゆく。それが日本の政治なのかな、と思うのです。
さて、次の選挙は、どの政党に入れようか。
政治の見方(終わり)