ご近所探訪しているAkiです。
日限地蔵 (ひぎりじぞう)というお地蔵様が日本各地に存在するそうです。「日を限って祈願すると願いが叶えられる」といわれる地蔵菩薩。
安土桃山時代、蘆名盛氏(あしな もりうじ)(戦国時代の陸奥国の武将・戦国大名)へのある夜の夢のお告げで黒川城(会津若松城)の堀から見つかったとされる3体の地蔵菩薩像を日限地蔵として祀った西光寺(会津若松市)をきっかけとし松秀寺(東京都港区)から全国へひろがった、というものです。
その全国へ広がった日限地蔵の一つを目にしました。
ここは静岡県・浜松城の近くです。
この地蔵尊は江戸時代の文政年間(1818〜1830年)浜松宿・田町で呉服屋を営んでいた小野江家に祀られていたものだとされています。現在の場所に移された明治初年から、日限地蔵に対する信仰は広がり、心願成就の仏様として平成の現在でも地域信仰は厚いそうです。太平洋戦争中、浜松市は米軍の焼夷弾や艦砲射撃の戦禍に見舞われたが、不思議な事に地蔵尊の境内には一発の弾も落ちなかった。このため、境内に避難していた市民は全員助かったといわれている。そうした霊験が人伝えに語り継がれ、元城の日限地蔵の今日を迎えている。
丁寧に祭られていますね。
街のど真ん中なのですが、とてもきれいに管理されいて、
ほっとしました。
ご近所探訪(25)(終わり)