散歩好きのAkiです。
コロナ禍、ストレス解消のため、一人で散歩をしてます。
雨交じりで、少し肌寒い。
家の近くにある神社にきました。創建は、天慶元年(938年)ということですから実に古い。今から、1000年以上前のことです。
うっそうとした森の中にあります。
とても由緒ある神社なのです。
でも、日本のいたるところにある神社(日本全国で約8万5千社があるそうです)。
ある意味、不思議です。お賽銭を入れて拝むのですが、その拝む先の社殿の中には何があるのか。何に向かって自分は拝んでいるのか、実は知りません。
拝んでいるのは神道の神で、「八百万(やおよろず)」と言われるように非常に多彩なのだそうです。神聖とされた山岳や河川・湖沼などから、日本古来の神に属さない民俗神、実在の人物・伝説上の人物や、陰陽道・道教の神、神仏分離を免れた一部の仏教の仏神などの外来の神も含まれる。また稲荷や猿、鯨など動物を祭神としたり、子孫繁栄の象徴として男根の像を祀る神社もあるそうです。
現在の社殿のある「神社」は、これらの神々が祀られた祭殿が常設化したものとされ、神は目に見えないものであり、神の形は作られなかった。神社の社殿の内部のご神体は神が仮宿する足場とされた御幣や鏡であったり、あるいはまったくの空間であることもあるそうです。
では、自分は何に向かって拝んでいるのか。
男根や、まったくの空間に向かって拝んでいるのかもしれません。
でも、鬱蒼とした神社の境内に入ると、身が引き締まります。
そこにあるすべてのもの、社殿、古い木々、玉砂利、そしてその空間。
そのすべてに向かって拝んでいる、ように思いました。
自然を畏れ、敬い、お願いをすること。
それは日本人がずっとずっとやってきて、今もやっていることですね。
ご近所探訪(終わり)