2023年11月のハノイ探訪。
今回、ハノイの旧市街を歩いて、絵画のギャラリーが多いことに気づきました。
以前から多かったのか、どうかわかりませんが、気になったのでいくつか入ってみました。
主に油絵ですが、大胆なタッチ。
面白いですね。
こんなものを売っているお店もありました。
あと、現代的な絵葉書。
すごいスピードで発展しているベトナム。
でも、まだ、ぜんぜん昔と変わってはいないよ、と言っているような。
ハノイ探訪⑥(終わり)
2023年11月のハノイ探訪。
ハノイ旧市街を歩いています。
ベトナム美術博物館からタンロン城跡あたり。
その途中に三角形の小さな公園があります。
レーニン公園(Công Viên Lênin)
レーニンは、ロシアの革命家、政治家、哲学者で、旧ソビエト連邦の初代指導者(人民委員会議議長)です。社会主義国のベトナムにとって、偉大な先駆者といったところでしょうか。
その公園の一角で、中国将棋に昼間から熱中する人たち。
しかし、顔つきが真剣なんです。
よくわかりませんが、賭け事をしているみたい。
花束も捧げられていて、いまだに尊敬を集めているようですね。
でも・・・
その像の前に、ちょっとしたスペースがあって、
スケボーの若者たちが遊んでいます。
革命家のレーニンが見下ろしているのは、スケボー。
それと、こんな絵葉書も売られていました。
スケボーに乗るベトナム警官・・・
今は、過去の遺産となってしまっている社会主義を揶揄するような、
ちょっと政治批判の匂い?もします。
それがよいか、悪いかは、わかりませんが、4年前と比べて、街中で見かけるプロパガンダの広告も少なくなり、社会主義の色合いがより薄くなっているようにも感じました。
ハノイ探訪⑤(終わり)
2023年11月のハノイ探訪。
泊っているホテルが旧市街にあるので、歩いてホアンキエム湖(Hồ Hoàn Kiếm)に行ってみました。
ここは、ハノイのランドマークですね。
亀の塔 (Tháp Rùa)
週末は歩行者天国になってました。
以前は、この通りの交通量がものすごくて、渡るのも命がけだったのですが。
そう言えば、今回、ベトナムで道を渡るのになんの躊躇もなくなってましたね。
バイクのドライバーに微妙にアイコンタクトしつつ、ゆっくり、同じスピードで歩いて渡る、そんなコツもつかんでました。それと、心なしか、バイクの量が少なくなったような気もします。
平和だな・・・
交差点のところに大きな舞台・・轟音が響いていました。
あ、それと、裏路地にある、一度も入ったことがないハノイの老舗ゲイバー「GC」。
(彼氏がいるので、こういうところには入らない)
健在ですね!
一応、外から確認しときました。
ハノイのいいところは、水と緑がある、ということだと思っています。
大勢の人がいて、いつも喧噪につつまれているのですが、
池や湖があって、小さな路地も含め、道の両側に木々が生い茂っていて、
それで、しっとりとした街並みを形成している。
それが好きですね。
ハノイ探訪④(終わり)
2023年11月のハノイ探訪。
ハノイメトロ2A線が、2021年11月6日に開業した。
・・・ということなので、行ってみました。
ホテルから例のGrabBikeで、始発駅のカットリン駅(Ga Cát Linh)へ。
別に用事があるわけでもないのですが、終点のイエンギア駅(Ga Yên Nghĩa)までの切符を買って乗ってみました。15000VND(90円)。
(表面)
(裏面)
ちょっと古びたカードのような切符が出てきました。これは下車するときに回収されて、使いまわされているようです。
ウイークデイの昼間なのですが、ホームは閑散としてます。
車内に人はいるのですが、まばら。
首都の地下鉄とは思えません。
というか、全然、地下鉄ではなくて、これは高架線を走る都市交通なんですね。
ハノイメトロということなのでてっきり地下鉄だと思っていました。
あとで彼氏に聞くと、彼らはこれを単に『電車』と呼んでいるのだそうです。
この都市交通は、中国企業により建設されたらしいのですが、これでハノイの交通渋滞が緩和されているのか、はなはだ疑問。
でも、彼氏に言わせると、まんざらでもないそうです。
朝夕はたくさんの人が利用していて、沿線の企業も通勤手当の支援をしていて、役立っているらしい。
でも、高架なのでちょっと高い位置から、ハノイの街が見られて面白い。
背の高いごちゃごちゃした建物の先には、超高層ビルが林立しています。
こうしてみると、ハノイの都市開発が郊外から急速に進んでいて、
味わいのある?、ハノイ独特の背の高いノッポの建物が無くなりつつあるようです。
一時間弱で終点のイエンギア駅(Ga Yên Nghĩa)に到着です。
まあ、なにもないところですね。
北側には、インギア バスターミナル(Bến xe Yên Nghĩa)。
ちょっとのぞいてみました。
ターミナルの前は一応、道路になっていて、乗降客向けの屋台?がちらほら。
その道の反対側には、崩れかけた昔の建物。
取り壊しを待っているようです。
ここは、もう、開発が急ピッチで進む市街地なんですね。
駅前の好立地だから、マンションが高値で取引されそう。
そう言えば、彼氏も、マンションを買おうとしてたっけ。
ハノイメトロ2A線。
2011年に工事を開始して、10年後の2021年に開業となりました。
4年前の旅行時は、その開業のメドがたたず、どうなるんだろう、と彼氏と話をしてました。
それがついに完成!!! よかったね! ハノイ!
全然、地下は走らないのですが、躍動するハノイが眺められて満足、かな。
ただ、雑然としていて、ちょっぴり猥雑感のあるハノイの下町が消えてゆく寂しさも感じました。
ハノイ探訪③(終わり)
2023年11月のハノイ探訪。
ハノイに来たのは4年ぶりなのですが、彼氏がハノイ在住ということで、もう何度も来ていています。
ということで、今回、少しマニアックなのですが、ベトナム美術博物館(Bảo tàng Mỹ thuật Việt Nam)を訪れました。
で、案内所の人に促されて、とりあえず、脇の入口から入りました。
まず、ベトナム人画家による、たくさんの絵画。
この絵はいいですね。自分が好きな構図。
静物画ですが、猫がいるのがいい。動きを感じさせます。
最近の絵もありました。コロナ禍の時期の世相?、でしょうか。
これは、あっさりした日常風景・・・
時代が古くなると、戦争がらみの絵が多いです。
フランスやアメリカと戦争をしていた頃の絵。
タッチはいいと思うのですが、個人的には、あまり好きではないですね。
そもそも、果たして、戦争が絵画のモチーフとしてふさわしいのかが疑問なのです。
かといって、あえて平和・反戦をモチーフとする絵画も好きではない。
要するに、そうした絵には、主義主張がありすぎて、押し付けられ感があって、
見ていて疲れるのです。
それが酷すぎると、ある種のプロパガンダになってしまう。
この2つの絵のタイトルはいずれも「Japanese girl」。
描かれたのは、1942ー43年で、いずれもベトナム人画家が描いたものです。
その時代、日本は当時のフランス領インドシナ(現在のベトナム・ラオス・カンボジアを合わせた領域)を実質的に支配していて、その支配者を描いたものということですね。
ベトナム人画家が、どんな状況で、どんな気持ちで描いていたのか。
本館に行くと、いくつかの像。
ぎょっとする仏像もありました。
釈迦牟尼像です。
ただ、そんなに時代は古くなくて18~19世紀、ベトナム南部のソクチャン省のものだそうです。パキスタン西北部にあるガンダーラ 地方を中心に、 紀元前後から5世紀頃まで栄えたガンダーラ美術の「 断食する仏陀像」と似ていますね。
インド文明の一端が、ベトナム南部にまで及んでいることがわかります。
そういえば、今の彼氏と知り合う前に南部のソクチャンにも行きました。
クメール人と華人の混血のベトナム人ゲイと知り会って、いろいろ話をしたっけ。
今の彼氏は、生粋のベトナム人でキン族です。
だいぶ、雰囲気が違いますね。
ハノイ探訪②(終わり)
Akiです。
2023年11月のことですが、ベトナム・ハノイを旅しました。
今まで、コロナ禍で外出すらままならず、家でじっとしていた時期もありましたね。
前回の海外旅行は2019年夏、ベトナム北部のサパでしたが、あれから4年。
やっと普通に海外に行くことができるようになりました。
ハノイにはもう何度も行っているのですが、
今回は、その『4年と言う時間を確かめる旅』となりました。
ということで、旅行記?を書きましたのでしばらく連載いたします。
中部国際空港から、ハノイまで直行便で6時間弱。
今回はベトナム航空を利用しました。
無事にノイバイ空港(Sân bay Nội Bài)に到着しましたが、イミグレが混雑していて、長蛇の列。やっぱり、観光シーズンなのでしょうか。
中国の国慶節は終わっているし、特別、中国人が多いということもなく、お客さんの顔ぶれを見ると欧米も含めて、実にさまざまです。日本のおばさん連中もいますね。
ただ、マスクをしているのは1割くらい。
なんとなくですけど、そのほとんどが日本人であるような気がしました(自分も含めて)。
で、そんなイミグレの混雑で時間がかかったほかは、なんの問題もなく・・・
日本で一応、ワクチン接種証明書をもらってきたのですが、それを見せることもなく・・・
そして、45日間滞在可能なスタンプ(査証)をもらって無事入国することができました。
そのあと、日本円をベトナムドン(VND)に両替しました。4年前は、1円が220VNDでしたが、今回は、なんと160VNDでした。円の価値が、VNDに対して、約25%も低下していたのです。
以前は、頭の中で、おおよそ、VNDを円に換算するのに、0を2つとって、2で割る、という簡単な作業?でよかったのですが、今回はややこしい。
0を2つとって、0.6をかけるみたいな。
例えば、最高額紙幣の50万VNDでは、0を2つとって、5000、それに0.6をかけて3000円、ということですね。
ベトナムは、高くなったなあ、というのが第一印象。
物価高と円安のダブルパンチで、旅行者には厳しいですね。
でも、久々のベトナム、わくわくします。
空港を出たときの雰囲気。
今回は、いつもの、むっとした湿度の高い空気ではなく、意外とさわやかでした。
やっぱり、この時期はすごしやすい。
以前は会社員でしたので、ベトナムに来るのは、12月から1月の年末年始、5月のGW、8月のお盆休みだったので、寒いか、蒸し暑いかのどちらかでした。
今は、フリーランスなのでいつでも来ることができるのです。
で、早速、空港の建物から出て、呼びかけられるままにタクシーでハノイのホテルに向かいました。
が、ぼおっとしていたのがよくなかった。『Grab』を使えばよかった。
「ハノイの旧市街のホテルまでいくら?」
「それはメーターによるよ」
結局、そのメーターでは、57万VND(3400円)でした。
ちなみに、帰路ではGrabを使ったのですが、25.6万VND(1500円)で、半額以下でした(泣)。
ご参考)Grab;グラブ(Grab Holdings Inc.)は、シンガポールに拠点を置く配車アプリ運営企業。マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジアで自家用車向けGrabCar、オートバイ向けGrabBike、相乗りサービスGrabHitch、配送サービスGrabExpressおよび決済サービスGrabPayを提供している。
ノイバイから、紅河(Sông Hồng)を渡って、ハノイ市内に入ります。
向こうにロンビエン橋(cầu Long Biên)が見えます。
帰ってきたな、みたいな感傷・・・(苦笑)。
ハノイの旧市街のホテルに着いて、以前と違っていることは何かな、と思って見ていると、セオム(Xe ôm)というバイクタクシーが減ったかな。
今は、ほぼ緑色の制服の『GrabBike』に替っていて、四つ辻で、やたらと声をかける、あるいは、だらしなくバイクの背に寄りかかって寝ている運転手の数も減っているようでした。
このGrabBikeはいつも混雑している旧市街では使えますね。
スマホで、行きたい場所を入力すると、3~4台のバイクが、そこまでの値段込みで立候補してくるので、その中から選ぶだけ(いつも一番安いのを選んでいましたが)。
ほいっと渡されるヘルメットもそれほど酷くなく、臭いが気になることもありませんでした。
ホテルの部屋からの景色です。
あいかわらずごちゃごちゃした旧市街。これは変わっていません。
さて、久々のハノイです。
勇躍、歩いてみましょう。
ハノイ探訪①(終わり)
技術コンサルタントのAkiです。
会社を辞めて、フリーランスになって、早3年!
仕事がなくなる恐怖と戦いつつ、なんとかやってきました。
3年連続、増収増益です!。
それは一回も仕事を断ったことがないからです。
しかし、先日、初めて仕事をお断りしました。
・目的、目標がはっきりしない
・仕事量を定量的に見積もれない
・MUST項目があいまい
・・・みたいな理由です。
自分の仕事は技術コンサルで、新技術分野や市場調査などもやっているのですが、
今回は、もろに、『丸投げ』で、単発の仕事としてはやりきれない、と判断したからです。
発注側(日本企業)がどれだけ真剣に考えているのか、はなはだ疑問。
自分は、言われたことをやるだけの、いわば下請けなのですが、主体者側の企業が、考えていないということが透けて見えてしまったわけです。
電気自動車(EV)などでもそうですが、新技術に対する日本企業の真剣さ。
少し、希薄になってませんか?
しかし、
これで、仕事がこなくなるかも。
少し、心配。
仕事を断る(終わり)