安倍元総理の殺害に大きな衝撃を受けたAkiです。
安倍さんが殺害されたあと、そのニュースを見たり、聞いたりするのがいやで、怖くて、ずっと耳をふさいでいました。
こんなことが日本でおこるのか、という気持ちと、「やっぱり」こうなるのか、という気持ちが交錯していました。
「やっぱり」というのは、安倍さんが命がけで総理をやって、日本のために働いていたのがわかっていたからです。こんな事件でその命が失われるのは残念としかいいようがないのですが、神様が、命をかけた安倍さんの意志を知って、安倍さんの命を持っていってしまった、そんな気がしたのです。
この国では、2009年に政権交代がおこり、自民党から野党の民主党に変わりました。その政権は、2012年まで続き、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦が内閣を率いました。その3年間、この日本という国はどうなってしまうんだろう、という大きな不安があって、国全体が暗くなっていた時期がありました。それで、個人的には、なんで選挙で民主党なんかに投票したんだろうという後悔の念もありました。
その後、政権が自民党に代わって、出てきたのが安倍さんでした。強いリーダーシップと、ある種の「明るさ」がうれしかった。
やっと、落ち着いてなにかができそう、そんな気持ちにさせてくれました。
明るい日本に変えてくれた安倍さんには感謝しかありません。
その安倍政権下では、平和安全法制が議論され、関連法が成立しました。その際、国会付近で行われたデモで山口二郎・法政大教授が「安倍に言いたい。お前は人間じゃない! たたき斬ってやる!」と発言しました。そのほかにも聞くに堪えない中傷を安倍さんに投げつけた人がいました。
安倍さんは殺害されましたが、その直後の参議院選挙では、投票率が上がったそうです。
事件に屈せず、多くの日本人が投票に出かけたのです。
また、安倍さんゆかりの場所では、おびただしい数の献花が自発的に行われるようになりました。
たくさんの日本人が安倍さんに感謝をささげたのです。
これは、誰が真剣に政治をやっていたのか、多くの国民はわかっていたのだということだと思いました。
安倍さんに対して感謝の気持ちと喪失感を抱いているたくさんの日本人がいる、ということを知って、自分の気持ちも少し楽になりました。
安倍ロスは、とってもつらいけれど、その想いを、たくさんの日本人と共有して、これを乗り越えてゆく、そんな覚悟を持つべきなのだと思いました。
安倍元総理のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌
安倍ロス(終わり)