Akiです。
ちょっと前、8月のことですが、お寺さんに行きました。
一応、参拝です。
でも、『古寺徘徊』という感じ。
歴史が香る建物をなめるように巡っています。
まずは、静岡県・浜名湖の北にある、初山・宝林寺(しょさん・ほうりんじ)です。
浜名湖の北東、少し奥まったところです。
古めかしい山門。
これをくぐるとき、なぜか幸せな気分になります。
古寺。
8月のお盆の時期。
なので蘭盆勝会(らんぼんしょうえ)って書いてありますね。
普通の仏教寺院では、盂蘭盆会(うらぼんえ)と言って、太陰暦(旧暦)の7月13日から16日の4日間に仏教行事が行われます。ご先祖様のご供養です。
でも、ここに書かれている蘭盆勝会は、中国盆なのだそうです。 蘭盆勝会とは「施餓鬼(せがき)」と言って、「悪道に落ちて苦しむ亡者(餓鬼)に飲食物を施す法会」のこと。死後も苦しんでいる全ての霊を供養する行事であり、ご先祖様の供養をする日本式のお盆とは全く別の意味合いをもつ行事なのだそうです。
このお寺の由緒を読むと、中国、明国の僧、独湛禅師が1664年(寛文4年)に開創された黄檗宗(おおうばくしゅう、中国の禅宗)の寺院。
なので、中国風ということ。
納得です。
山門をくぐると、すぐ右手に報恩堂。
なんとなく中国風のような。
そして、正面には堂々とした仏殿。
中に入るとひんやり。外の猛暑が嘘のようです。
仏殿の前の舎利塔。
仏殿をぐるっとまわって後ろ側。方丈の奥には石仏五如来。
真ん中が大日如来。
山の中には、こんな石仏さんも。
あと、その石仏さんの下に蜻蛉。
猛暑の8月なのですが、秋の気配も。
あと、真っ青な空。
長梅雨のあとの晴天。
なので余計に青々しさがまぶしい。
さわやかに下山しました。
古寺徘徊①(終わり)