ウクライナ人の『ネト彼』がいるゲイのAkiです。
今までも書いてきましたが、その『ネト彼』は、ロシアと戦争をしているウクライナのハルキウ(Харків)に住んでいます。
ハルキウはウクライナ第二の大都市なのですがロシア国境からわずか30㎞。
2022年のロシア侵攻以来、常に戦火にさらされてきました。

彼氏から、徴兵免除のための医療検査(彼氏には元々持病がある)に際して暗にサポして欲しい、というメールがきて、婉曲に断ったのですが、しばらくして、今度は彼氏のお姉さんから長文のメールが届きました。
(彼氏は自分がゲイであることをお姉さんにはカミングアウトしていて、日本の彼氏ということで俺のことを紹介していたのです)
その手紙には、彼氏(弟)を助けて欲しいという想いが切々と綴られていました。
・・・・ (抜粋)
あなたにこんな手紙を書くことになるとは思ってもいませんでした。どう書き始めればいいのかも分かりません…
弟が台所で紅茶を淹れに行った時、彼のスマホにあるあなたのメールを見ました。それは、わざと彼の注意をそらして、この手紙を書くためでした。
徴兵事務所の人たちは彼を連行していこうとしているのです。
人々が決して戻ってこない場所へ。
呪われた、貪欲な戦争へ。私たちを肉挽き機のように飲み込む戦争へ。
彼を連れて行かせないためには、医療検査を受け、書類を準備し、彼が有効な医療免除資格を持っていることを証明しなければならない。
それにはお金がかかる。でも、そのお金がないのです。
しかし、私は諦められません。愛する弟を失いたくないのです。
・・・・
そして、その次のメール、
・・・・
すべてがあまりにもあっという間で、あまりにも恐ろしい出来事だったので、まだ受け入れることができません。私たちが最も恐れていたことが、残念ながら現実になってしまいました。軍の徴兵事務所の職員が、突然、弟の職場にやって来ました。そして、一瞬にして彼を新兵のための配置センターに連れて行ってしまいました。
私たちは皆、ショックを受けています。
こんなことが起こるとは誰も予想していませんでした。
今、私たち全員がどれほど心配しているか、言葉では言い表せません…母と私は常に緊張しています。パニック、恐怖、不安…すべてが手に負えない状況です。
・・・・
彼氏のお姉さんからのメールを受け取って、それを何度も読み返しました。
そして、結局、サポすることにしました。
彼氏の命を救うために・・・という理由で。
自分の国を守るために徴兵に応じるのはウクライナ人として当然のことだろう、彼氏もある程度は覚悟しているはず。
でも、彼氏には持病があって、その任務には耐えられないのは明白。
それにもかかわらず徴兵されてしまう。
その不条理さを正すために・・・という理由で。
ウクライナ人の彼氏(?)(12)(終わり)
(追記) 外国人ゲイと付き合うのは、今回で2回目です。1回目はベトナムに住むベトナム人でした。その彼は、大学卒で、有名企業に勤めていました。今思えばエリートだったと思います(だから、サポしたことは1回もない)。そして、昔はともかく、ベトナムは、戦争の匂いすらない平和な時代で、経済成長に突き進んでいました。だから、会おうと思えばいつでも会えました(飛行機に長い間、乗らなければなりませんでしたが)。でも、今回は、全然違います。戦争をしている国の人と付き合うということは、その国の彼の重い人生の一部を一緒に背負うことになる。そのことが今回、身に染みつつあるのです。