ウクライナ人の『ネト彼』がいるゲイのAkiです。
今までも書いてきましたが、その『ネト彼』は、ロシアと戦争をしているウクライナのハルキウ(Харків)に住んでいます。 ハルキウはウクライナ第二の大都市なのですがロシア国境からわずか30㎞。2022年のロシア侵攻以来、常に戦火にさらされてきました。

同じ絵を描く仲間としてネット上で付き合いを始めて、写真も交換して、お互い、いい感じで、好きかなっていうことで『ネト彼』となったのでした。
彼氏は、すでに徴兵の対象年齢に達しているものの、戦争に行くこともなく、ハルキウ市内で働いていました。
前から、なぜかな、と思っていたのですが、それは持病を持っているからでした。
ウクライナの徴兵制度は、だいたい以下のようになっているそうです。
〇ウクライナ戦争前の徴兵制度(通常時)
対象年齢:男性18歳〜27歳
兵役期間:18〜24か月(専門職や大学卒業者は短縮あり)
免除・延期条件:
学業継続(大学在学中など)
健康不良や障害
家族の扶養義務(父子家庭など)
宗教的理由による良心的拒否(限定的)
〇ウクライナ戦争下の徴兵制度(2022年以降)
対象年齢の拡大:
18歳〜60歳の男性が徴兵対象に
一部では16歳以上の戦闘支援動員も検討
兵役期間の柔軟化:
戦況に応じて短縮・延長
再招集や追加訓練が頻繁に実施
女性の参加:
徴兵義務はないが、志願兵として医療・通信・兵站などに配置
免除・延期の制限強化:
学業や健康理由の免除が厳しく制限される傾向
徴兵逃れへの罰則強化:
不法出国禁止、書類偽造の取り締まり、再検査の義務化
〇最近の法改正(2024〜2025年)
徴兵年齢の上限引き下げ:
27歳 → 25歳に変更(兵員確保のため)
再検査義務化:
身体障害などで免除された者への再検査を法的に義務づけ
従来の制度では、彼氏は健康上の理由で徴兵免除の対象だったのですが、戦争の進展にともない、その免除要件がより厳しくなり、彼氏の徴兵免除の適用はグレーとなりました。
そう言えば、彼氏は徴兵事務所に呼び出されて、持病があるにもかかわらず簡単な健康診断(ほとんど事務的)を受けて、合格にされてしまった、と言ってました。
徴兵に応じること、応じられることは、ある意味、健康体であることが要件だと思うのですが、ウクライナの兵員需要はそれだけ厳しさを増しているということですね。
ただ、持病を持ちながら、それに苦しみながら、生死を分ける戦場を駆け回らなければならない。
自分の国を守るために徴兵に応じるということは当然のことかもしれませんが、
大きな『不条理』を感じざるを得ないのです。
ウクライナ人の彼氏(?)(11)(終わり)