Aki’s G Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『G Life』

ウクライナ人の彼氏(?)(15)

ウクライナ人の『ネト彼』がいるゲイのAkiです。

 

 

今までも書いてきましたが、その『ネト彼』は、ロシアと戦争をしているウクライナハルキウ(Харків)に住んでいます。

ハルキウウクライナ第二の大都市なのですがロシア国境からわずか30㎞。
2022年のロシア侵攻以来、常に戦火にさらされてきました。

彼氏は、持病があるにもかかわらず、ある日、突然、徴兵されて、新兵配置センターに連行されてしまったのですが、その持病の詳細を病院で検査することで、徴兵免除となりました。

 

そして、2週間ぶりにハルキウの自宅に戻ってきました。

 

やり取りするメールの文面からは、ほっとしている気持ちがあふれていました。

 

よかった。

 

でも、ロシア国境に近いハルキウでは、ロシア軍によるミサイルやドローンによる攻撃がやまずシェルターに駆け込む毎日なのです。

 

それでも、彼氏は、自宅に戻って、家族と一緒に過ごしていて、戦時下で緊張は続いているものの、また、絵を描き始めていたりして、ゆったりとした時間を取り戻しているようです。

 

そんな彼氏から、『告白』されました。

今まで言っていなかったことがある、と、非常に重大であろうことを、真剣に告白されました。

・・・・

今まで話したことがないことを正直に言うよ。
で、僕は、今、少し緊張してる。
でも、大丈夫だよね? Akiはきっと分かってくれるはずだ。

もしかしたら、Akiは僕のことをバカだと言うかもしれない。
もしかしたら、僕は実際バカなのかもしれない。
僕がしたことが良かったのか悪かったのか、自分でもわからない。

 

4年前、タトゥーを入れたんだ。

 

Akiがどう思うかはわからないし、正直、緊張する。
僕はレオナルド・ダ・ヴィンチが本当に好きなんだ。
それで、彼の作品にインスパイアされて、彼のデザインのタトゥーを入れたんだ。

・・・・

 

やけに真剣だなと思っていたら、なんのことはない、
彼氏の体にはタトゥーがある、というカミングアウトでした。

 

その写真も貼付されていたのですが、たしかにレオナルド・ダ・ヴィンチの有名なスケッチでした。

ありゃあ、まあ。

それが彼氏の胸一面に描かれていて、さすがはアーティスト(彼氏は画家)という絵柄でした。

 

しかし、
その上裸の写真はどう見ても、夜ごとクラブで踊っているような10代の若者風でした。
今までのメールのやり取りから、内向的で、シャイで、おとなしくて、家から出ずに、絵を描いている優しいやつというイメージを持っていたのですが。

 

そのことを彼に言うと、こんな返事が返ってきました。

・・・・

僕はクラブには行かないし、ドラッグもやらないよ。注目を浴びようともしてタトゥーを入れたわけでもない。この写真は間違った印象を与えるのかもしれないね。でも、写真は僕のほんのごく一部に過ぎないんだ。本当の僕は、家で絵を描いたり、お母さんや姉さんが困っている時に手伝ったり、ベッドに寝転がって音楽を聴いたり、世の中が騒がしく感じたら一人で散歩したりするような人間なんだ。

・・・・

 

ということなので、彼氏は芸術に傾倒しやすい(情熱的になりやすい)けど、最初の印象どおりの人だったということで、ほっとしました。

 

でも、なぜ急に告白したんだろうか。

ウクライナ人の彼氏(?)(15)(終わり)