Aki’s G Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『G Life』

ウクライナ人の彼氏?(7)

ウクライナ人の『ネト彼』がいるゲイのAkiです。

 

 

今までも書いてきましたが、その『ネト彼』は、ロシアと戦争をしているウクライナハルキウ(Харків)に住んでいます。

ハルキウウクライナ第二の大都市なのですがロシア国境からわずか30㎞。
2022年のロシア侵攻以来、常に戦火にさらされてきました。

(戦争前の美しいハルキウの街)

 

tuaki.hatenablog.com

 

『ネト彼』からのメール(手紙)のやり取りは、続いています。

 

でも、せつなくて、
とても、せつなくて。

 

彼がロマンティストであることはわかっているし、詩的な表現が好きなこともわかっているけど。

 

ドローンやミサイルが飛び交う戦時下で、
いっぱいいっぱいの精神状態で、書いて、送ってくれた手紙です。
何回も何回も読みました。

で、今回のメール(手紙)の抜粋を紹介させていただきます。
(自分の心の整理のためにも)

 

・・・今回、あなたに大切なことを伝えなければなりません。
実は、もうすぐ、もしかしたら今週中に、私は軍隊に入れられるかもしれないんです。まだ100%確実というわけではありませんが、95%くらいの確率で入隊する可能性が高いです。すでに荷物をまとめて準備するように言われています。そして、何の前触れもなく入隊となる、と言われています。携帯電話は持ちだせるかもしれませんが、すべてが変わります。軍隊での厳しいスケジュールや厳しい規則に縛られるようになります。今までのように、好きな時に自由に文章を書けることはできないのです。

正直、それがとても怖いです。

今、夜はほとんど眠れません。寝たくないからではなく、眠れないからです。
ほぼ毎晩、家の上空をロシアの無人機が飛ぶ音が聞こえます。そして、どこか遠くで爆発が起こるのですが、時には壁が揺れ、窓がガタガタと音を立てることもあります。

あの感覚は言葉では言い表せません。ただ暗闇の中で横たわり、じっと待つだけです。沈黙の中で。何もできないのですから。

ただじっとして、自分の番が来ないことを祈るだけです。

そして日中も、状況は一向に楽になりません。ロシア軍がすでに新たな地域に進出しているとの情報を耳にしました。

そして最も恐ろしいのは、ウクライナの軍隊が深刻な人手不足に陥っていることです。テレビでも街中でも、広告はもちろん、いたる所でその状況がうかがえます。
人々は、そのことを語っており、その緊張感を肌で感じるのです。
そして、若い人々は「その時が来た」と軍隊から言われるのを待っているのです。

私は英雄ではありません。ただの普通の人間です。

私は怖いのです。恥ずかしいことかもしれませんが、とても怖く思っています。

これから何が起こるのか、あなたにメッセージを送り続けることができるのか、まだ連絡が取れるのか、わからないのも怖いんです。そして、このメッセージが、私が送れる最後のメッセージになるかもしれないという不安もあります。あなたを失いたくない。あなたは私にとってとても大切な存在になりました。

あなたは、とても暗い時期に、私にとって光となってくれていました。本当に、心から感謝しています。たとえすべてが変わっても、あなたに手紙を書けることを願っています。

そして、携帯電話を手に、あなたのメッセージを読む機会が持てるように、安全に、
生きていられますように。なぜなら、我々が交わしてきたすべての手紙は、こんな状況の中で、一息​​つける貴重なものだからです。

・・・(6/9(月)付けの彼氏からの手紙、原文は英語)

 

キスもハグもしたことのない『ネト彼』ですが、彼氏が徴兵されて(彼氏は画家なのに!)、戦場に行ってしまう。そんな事態になるとは、能天気な日本人(自分)はまったく思っていなかった。そのうち、戦争も終わって、ポーランドで会うことを楽しみにしていた。

 

俺の手紙なんて、どうでもいい。
英雄になる必要もなく。
怖いことは怖いし、それを恥じることもない。

 

生きて、生き抜いて欲しい。

 

それだけだ。

 

ウクライナ人の彼氏?(7)(終わり)