Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

朝貢について

Akiです。

 

今日は、彼氏の話でもなく、ベトナムでもなく中国の話です。日頃、思っていることを書いてみます。

 

その昔、中国では朝貢という習慣がありました。

 

・・・朝貢(ちょうこう)は、皇帝に対して周辺諸国(君主)が貢物を献上し、皇帝側は恩恵として返礼品をもたせて帰国させることで外交秩序を築くもので、使節朝貢使)による単なる儀礼的外交にとどまらず、随行する商人による経済実体(朝貢貿易)を伴うこともあり経済秩序としての性格を帯びることもある・・・

 

日本も遣唐使や遣隋使などを派遣しており、一時期ではあるのですが「朝貢」の関係にあったようです。「朝貢」は、中国の皇帝に対して周辺国の君主が貢物を捧げ、これに対して皇帝側が確かに君主であると認めて恩賜を与えるという形式を持って成立する。

 

要するに、朝貢とは、上下関係を明確化するものなのです。

 

これは歴史のかなたにある話なのですが、超大国になった今の中国はこれを復活させようとしているように思えます。彼らにその意識があるかどうかわかりませんが、そのDNAがそうした振舞いをさせている?。

 

かんたんに言えば、いわゆる中華思想ですね。

中華思想:中華が天下(世界)の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する思想・価値観・道徳秩序を指す。漢民族が古くから持っていた自民族中心主義

 

中国が世界そのものであり、その周辺に蛮族が存在している。
それが世界のすべて、という考え方ですね。

その蛮族には、日本、アメリカ、ロシア、ヨーロッパの国々などすべてが含まれ、「朝貢」の関係を結ぶ国のみを受け入れるわけです。

 

今の中国の振舞は、まさにこの「朝貢」を求める動きであるように思えます。それが時代錯誤であることは間違いないのですが、まさに、中国はそれをやろうとしている。

 

その今、日本は遣唐使を派遣して「朝貢」すべきなのか、元寇のときのように博多の浜で中国軍と戦うべきなのか。答えは歴史の中にあるように思いますが、はたしてどんなもんでしょうか?

 

朝貢について(終わり)