ロシアのウクライナ侵攻に憤りを感じつつ、ウクライナのことを書いているAkiです。
テレビ報道を見ていて思うことがあります。
ロシアのプーチン大統領のウクライナやその他の国に対する”恫喝”についてです。
その考え方や話し方が、中国や北朝鮮に似ている、と思うのです。
礼儀もなく、ただ、自分のことだけを露骨に乱暴に主張して、それが当然だという言い方。それと、突然、ウクライナ侵攻を始めた理不尽な行動も。
中国や北朝鮮は共産主義国家なので、西側の民主主義国家とは違う、という理解ができます。しかし、ロシアは、選挙があって民主的に大統領が選ばれています。
なぜ、ロシアは中国や北朝鮮と似ているのか。
東ヨーロッパの歴史を紐解くと、かならず出てくるのが、「13世紀以降のモンゴル帝国の侵攻」です。モンゴル帝国のチンギスハンが、中国を征服し、さらに西方の国々に侵攻し、ヨーロッパにまで達しました。以下の図はモンゴル帝国最大時の版図です
モンゴル帝国は、中国に王朝を打ち立て、朝鮮、ロシアを征服し、広大な帝国を作り上げました。この影響が今でもあるのではないか、と思うのです。この支配は13世紀から250年におよび、この支配地域の文化に大きな影響を与えたのだそうです。
21世紀であっても、帝国主義的で、独裁的で、侵略的である国々。
モンゴル帝国の末裔であることが、その共通項かな、ということです。
タタールの軛(くびき)という言い方があるそうです。250年におよぶモンゴル帝国によるロシア支配を表す言葉です。
タタールの軛(くびき);キプチャク・ハーン国による中世のロシア諸公国の間接支配のこと。すなわち、1236‐41年にわたり,モンゴル軍がロシアを侵略した時から,1480年にハーン国軍が,それまで何度か占領・略奪を繰り返してきたモスクワの都に迫りながら,攻撃を断念して兵を引き揚げた時までの約250年間を,後世のロシア人が形容した言葉。ロシア語のイーゴ(〈軛(くびき)〉の意)は,ラテン語のjugumに由来する。 モンゴル将軍バトゥは,征服したキプチャク・ハーンの国土と人民をしたがえ,ボルガ河口にサライの都をつくって新たにキプチャク・ハーン国を建設した。
プーチンのロシアが、ウクライナに攻め込んだやりざまが、13世紀のモンゴル帝国のやり方に似ていて、いまだに、「タタールの軛」がロシアにはあるように思ったのです。
さて、どんなもんでしょうか?
ウクライナのこと(4)(終わり)