Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

セミリタイア論

会社員を辞めて、セミリタイアしたAkiです。

 

今は、フリーランスの研究者、技術者、科学コンサルタントです。
でも、バリバリの独立起業ではなく、あくまでもセミリタイア。

 

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最近、セミリタイアした人のYouTubeを見ていて、
ああ、そうか、と思ったことがあります。

その人は、会社員を辞めて、そこそこの貯蓄や投資、あるいはYouTubeをやっていて、日々の生活費程度(20-30万/月)は稼いでいるそうです。

 

セミリタイアとしては、うまくやっている方だと思うのですが、
でも、鬱になってしまった。

 

会社員だった時代は、もう社畜はまっぴらということで、セミリタイアという目標に向けて着々と準備してきて、今まさに、その目標が達成できた。

 

めでたし、めでたし、なのですが、
もちろん、人生はそれで終わらない。

 

次は、なにをやろうか、なにをやるべきか。

次の目標が必要なのです。
それは、生きてゆく張合いみたいなもの。

 

でも、今はそれがない。
で、鬱鬱としているのだそうです。

 

あと、どうしても、同年代の人たちと比べてしまうそうです。給与の額や、社会的な地位とか。生活費が稼げているのだから、それで十分ではないかと思うのですが、他人と比較すれば、やっぱり劣る。そんなことも鬱の原因だそうです。

ある意味、セミリタイア者としては当たり前のことだと思うのですが。

 

 

で、自分の場合は、どうかな。

 

会社を辞めて、セミリタイアして、科学技術関係の仕事で、生活費程度は稼げてる。
でも、貯金はできない。

・・ということなのでYouTubeの人とほぼ同じですね。

 

自分は、会社を辞めることで、自分に絡みついていた『しがらみ』から解放されて、『自由』が得られる。それがセミリタイアの魅力、だと思っていました。

 

そして、自由になって、何をするのか。

 

漠然と思っていたのは、世界一周の旅

 

で、その後は、ベトナム移住

一度は海外に住んでみたい、と思っていたし、相方がハノイにいて、一緒に住むことになっているし。

 

でも、今回のコロナ禍。
予定どおりセミリタイアしたものの、世界一周旅はできないし、ベトナムに行くことすらできません。 でも、不幸中の幸いというか、コロナ禍でテレワークが普及し、科学コンサルタントという仕事も、在宅でやれるようになりました。

 

で、今の自分の仕事、
フルリモートで、できているので、世界一周旅の途中でも、また仮にベトナムへ移住したところで、ネット環境さえあれば問題なく稼ぐことができる。

そんなことにも気が付きました。
それがわかったことがとても大きかったかな。

 

ただ、その先。
ベトナムへ移住したとして、日本の企業向けのコンサル業務を続けつつ、ベトナムで新しいビジネスもやってみたい、と思っています。コンサルはあくまでも、会社員時代にやってきた経験をベースにしたもので、多少のニーズはあるのですが、自分としては目新しくもないし、拡大もあまり期待できないと思っています。

 

なので、一から勉強して、まったく新しいビジネスを一からやるのもいいかな、と思っています。

 

会社員時代はセミリタイアの生活に憧れて、
でも、いざ、その生活に入るとあらゆる現実が見えてきました。

 

税金(所得税、住民税など)、健康保険、年金のこと、自分の預貯金の減少。
あるいは将来・老後への不安

 

・・・社畜から解放されたのですが、社畜でなくなったことで不安になり不眠症にもなりました。

 

その不安感。
払拭するのは、やっぱり自分自身。

 

セミリタイアして、何をやるのか、
夢中になってやれるものは何か、
おもしろそうなものは何か。

それを考えて実行してゆくことで、不安感は払拭される、と信じています。

 

セミリタイアにしろ、FIRE(Financial Independence, Retire Early)という生き方にしろ、経済的に自立し、もはや会社に従属しない、ということで、それはすべてを自分で考えて、自分で決めることができ、そして自分のタイミングで実行できる、ということだと思います。

 

セミリタイア後は、この『自分で・・・』ということが大事で、難しくて、
だけど、とっても魅力的なことだと思うのです。

 

 

コロナ後の、ベトナムでの新ビジネス
ベトナムには信頼できる相方がいて、この人は、会社員なのですが、やはり独立を狙っています。

 

この彼氏と、新ビジネスをやれたらいいな、と思っているのです。

 

 

セミリタイア論(終わり)