ご近所を歩いていると、いろいろな発見があります。
大通りから、ちょっと入った路地の奥。
『いぼ神様』です。
その由来・・・
昔、雪の夜に「いぼ」だらけの行者が杖を頼りにここ西塚の地に辿り着いた。
行者が村人に一夜の宿を乞うがあまりの醜い姿に誰も泊めてくれる者はおらず、仕方なく捨ててあったもみ殻の上で横になった。
翌朝、村人たちが見に行くと雪の中で行者は亡くなっていた。その傍らの杖に「私を祀ってくれるなら願いを聞いてあげよう。その代りいぼが治ったら一升のもみ殻を供えてもらいたい」と書かれていた。
村人はその非を悔やみ杖を立てて葬った。杖が「うつぎの木」となり「宇津木様」(うつぎさま)として厚く信仰されている。
今も、きれいに祭られていますね。
いぼ神様(終わり)