Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

旅なき日々

海外旅行好きのAkiです。

 

 

紀行小説深夜特急を書いた沢木耕太郎

深夜特急;インドのデリーから、イギリスのロンドンまでを、バス(特に路線バス、高速バスなどの乗り合いバス)だけを使って一人旅をするという目的で日本を飛び出した主人公「私」の物語であり、筆者自身の旅行体験に基づいている。当初は日本からデリーまで直行してしまうつもりだったが、途中2か所のストップオーバーが認められる航空券を手にした私は香港とバンコクを選び……。様々な人々と事件に出会いながらロンドンを目指す。

 


コロナ禍の下での旅なき日々、
沢木耕太郎は、今、こんなことを言っているそうです。

 

ネット記事から引用します。

・・・・

日本の若者たちが外国旅行をしなくなったと言われて久しい。それもあって、私のような者にまで、もっと外国を旅せよという「檄」を飛ばしてもらえないかといった依頼が届くようになった。だが、申し訳ないけれどと、そうした依頼はすべて断ることにしている。ひとつには、私も若いとき、年長者の偉そうな「叱咤」や「激励」が鬱陶しいものと思えていた。だから、自分が齢を取っても、絶対に若者たちに対するメッセージなどを発しないようにしようと心に決めたということがある。「若い人がどうとかっていう物言いはしないようにしてきましたし、それはこれからも変わりません。ただ、すごく気になっているのは、みんながこの状況を過度に恐れすぎていること。周囲の目もあるだろうし、罹患に対する恐れもあるのかもしれないけど」

沢木は『深夜特急』の後書きで、これから旅をしようと思う若者への餞(はなむけ)として「恐れずに、しかし気をつけて」というメッセージを記している。まずは恐れることなく旅に出ればいい、ただし注意は怠るな、と。

「今、僕が感じているのは逆です。注意深くある必要はあっても、そんなに恐れる必要はないんじゃないかな。

 

今ならこう書きますね、『気をつけて、しかし恐れずに』


 ・・・・引用終わり。

news.yahoo.co.jp

 

 

それで、自分の旅。

当然ですが、大好きな海外旅行はできません。
ビザとれないし、飛行機は飛んでないし。

なので、日帰りで、ちょっとした名所をクルマで巡っているだけです。

 

密にならないように神経質なほど気をつかっています。

 

それは自分の気持ちの中に、『恐れ』があるから。

 

でも、『気をつけて、しかし恐れずに』、
そんな旅をはじめる時期かもしれない。

 

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旅なき日々(終わり)