Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

ご近所探訪(17)

ご近所探訪中のAkiです。

 

 

ただ、家の周りを歩いているだけなのですが、で、あれ?、ということがあります。

ちょっと道幅の広い道、てくてく歩いていて、『天白社跡』という石碑を見つけました。

 

f:id:TuAki:20200802173327j:plain

f:id:TuAki:20200802173333j:plain

天白社跡なのですが、小さなお社と狛犬がありました。
別に古いものではなく、ここに神社があったことを示すだけの意味のようです。

 

この天白について調べてみました。

 

天白社の天白信仰は、本州のほぼ東半分にみられる信仰形態で、その分布は長野県(旧信濃国)、静岡県(旧三河遠江駿河)を中心とし、三重県の南勢・志摩地方を南限、岩手県を北限として広がっているそうです。

 

天白信仰における天白神は、海や川を鎮める神。
また、天白神は養蚕の神、織物の神でもある。

天白神がどういった存在であるか今一つ明瞭ではないし、謎の多い神。

天白は、山の神・田の神・水の神・織物の神様そして天狗、または河伯(かっぱ)であると考えられ、そのほかにもいろいろな説がある、とのこと。

 

で、なんとなくこの謎めいた神様の説明・・・

天白社では、社殿を構えたいわゆる神社は少ない。町はずれの片隅、山あい、川沿いの小さな祠にそっと潜んでいる。古い路傍の神。天白神は記紀に登場する神々のように出自から派生して、各地に勧請された神ではない。人が移動する過程で、その地の庶民の祈りや願いを纏いながら、静かにゆっくりと旅をする。その地に足跡を残し、そしてまた旅に出る。だが、足跡を残せど、より力の強い神々が現れるとその座は譲り渡すことになる。やがて土地に埋もれ、人々に忘れ去られ、名前も歪み、最後は小さな祠ばかりがぽつんと取り残される。・・・そんな神様なんです。

 

おそらく伊勢神宮以前の日本の土着信仰ということだと思います。
日本の原点の、そのまた原点。

 

そんなものが、ぽろっと、散歩する足先に現れました。
面白い、かな。

 

ご近所探訪(17)(終わり)