サラリーマンのAkiです。
テレワークも板についてきて、在宅で、淡々と仕事してます。
ときどき、さぼりますけど。
で、また、ちょっと気づいたこと。
テレワークのデメリットについてです。
一つは、もしかしてビジネスチャンスが失われてるのでは?、ということ。
最近、よくお客さんとWebでミーティングをしてますが、話をしていても要件だけで終わることが多くなりました。概してWebだと打ち合わせ時間も短くなりがち。
効率的でいいのですが、余計な会話がまったくなくなりました。
商品の売り込みでも、淡々と性能比較して、いい悪いを議論して、最後はコストで・・・ということです。
今回はダメかもしれないけど、次回の商品企画では採用になるかもね、みたいな、
お互いの気持ちが入ったウエットな会話、
・・今までのお付き合いのこともあるし、持ちつ持たれつ、みたいな・・・
がなくなりました。
心のひだが感じられなくなった。
それは、昭和的なもの? すでに過去の遺物?なのかもしれませんが。
でも、今まではそれがあって、新しいビジネスチャンスを掴んでいたように思います。で、そんなビジネスチャンスも失われてきているように感じます。
あと、セレンディピティ―の喪失。
※セレンディピティ(Serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること。
特に科学の領域では、この言葉が使われますね。
新しい発見、発明は、失敗しても、そこから見落しせずに学び取ることができれば成功に結びつく、という意味でセレンディピティ―という言葉が使われます。
で、テレワークしてると、まったくの個人プレーとなります。
そうなると、セレンディピティ―を意識して、気づくこと、そして新しい考えを巡らすことが難しいと思います。やはり、リアルでいろいろな人と話して、リアルに経験して、あっと思うこと、気づくことが大事かと。
個人のテレワークで完結させてしまうと、あるいは完結できたと思い込んでしまうと、セレンディピティ―はありえません。
なので、セレンディピティ―の喪失、なのです。
テレワークは、個人的のやり方や裁量に依存します。
それは、チームワークからの解放を意味するのですが、その反面、個人の能力の範囲でしかできず、そして、個人のスキルアップも難しい。
テレワーク、もしかして個人の成長に影響を与え、将来的には社会にマイナスの影響を及ぼすかもしれません。
テレワークのいいこと、悪いことを見極めて、うまく利用できるようにならなければ、と思います。
森の中に光。コロナの中で、いつも、なにかいいことないか探してます。
テレワークその後③(終わり)