With Coronaで、マイクロツーリズムを実践中なのです。
※黒の円内が遠州地方です。
今回は、遠州・三山を巡っています
このうち、法多山尊永寺(はったさんそんえいじ)に行ってきました。
袋井市の南。袋井はこの前、行ってきました。
袋井の南の山の中に法多山(はったさん)があります。
山門です。
仁王門。国の重要文化財。
寛永17年(1640年)建立。江戸時代初期の建立でありながら桃山時代の遺風もよく残しており、播州二見(兵庫県)より移築されたとの伝もある。 垂木も太く、肘木や斗拱も大きくおおらかで、法多山の総門に相応しい雄大かつ豪壮な三間一戸の楼門である・・・・だそうです。
(ご参考 言葉の意味)
垂木(たるき); 屋根の一番高い箇所である棟木(むなぎ)から軒桁(のきけた)にかけて、斜めに取り付けられる部材
肘木(ひじき);前後または左右に腕のように渡した横木で上からの荷重を支える部材
斗拱(ときょう);建築物の梁や桁 (けた) にかかってくる上部の荷重を集中して柱に伝える役目をもつ部材
その門の中には、お仁王さま。
この門をくぐって、しばらく歩きます。
左右の木立がいいですね。
水のせせらぎもあって、苔むした庭も素敵です。
ちょっと湿った山のにおいがします。
意外と人が多い。
ソーシャルディスタンスが緩いかな。
ひとしきり、歩いて左に折れると、石段です。
真新しい石段。
意外と長い。
息切れします。
いっきに階段を上り終えると本堂です。
こちらは比較的新しい建物。
お賽銭あげて、厄除けをお願いします。
疫病退散。
ふと、本堂の左右を見ると、たくさんの風鈴。
邪気を払う「風鐸」を縁起とした風鈴だそうです。
お願いごとが書かれています。
たくさんのお願いごとが風に揺れています。
本堂を後にして、ゆっくり下山。
途中、お寺の中に神社。
二葉神社というのだそうです。
子供がかわいい。何を見つけたのかな?
お寺の庭。よく手入れされてます。
最後に名物の厄除けだんごをいただきます。
法多山に参拝したときのお約束です。
一箱600円。
ほんとうにおいしい。
コロナ禍なんですが、意外と人が多かったように思います。
マスクはしたりしてなかったり、ちょっと緊張感が薄らいでいるかも。
※ご参考)法多山尊永寺 縁起
法多山は、寺号を尊永寺と称する、高野山真言宗の別格本山。本尊正観世音菩薩は厄除開運のご利益に霊験あらたかであるとして、古来より俗に厄除観音と呼ばれております。神亀二年(七二五)、聖武天皇の勅命を受けた行基上人が大悲観音応臨の聖地をこの地に探し求め、自ら刻んだ本尊正観世音菩薩を安置したのが縁起といわれています。本尊の霊徳は遠く京都に及び、白河、後白河天皇の勅願あつく定額寺の列に加えられていました。その後今川、豊臣、徳川等武将の信仰を得て、特に慶長七年(一六〇二)、徳川家康公より五万石の格式を以って遇せられ、一山十二坊の法燈が栄えましたが、明治維新に朱印地返還、十二坊を廃して総号尊永寺と改め今日に至りました。
遠州・三山①(終わり)