Akiです。
あいかわらずの梅雨模様です。
雨は、しとしと降ることもあれば、轟音とともに、たたきつけるような場合もあり。
で、そんな雨は、川へ流れ込みます。
川は、濁った流れになって、激しさを増して、ときおり水しぶきをあげます。
そんな河を見ていて、有名な俳句を思い出しました。
「五月雨を集めて早し最上川」
・松尾芭蕉 寛永21年(正保元年)(1644年) - 元禄7年10月12日(1694年11月28日) 、江戸時代前期の俳人、奥の細道
「さみだれや大河を前に家二軒」
・与謝蕪村 享保元年(1716年) - 天明3年12月25日(1784年1月17日))、江戸時代中期の日本の俳人、画家
明治の俳人、正岡子規は、芭蕉より蕪村の句を高く評価したそうです。
さみだれや大河を前に家二軒・・・・
この句の方が、その情景が絵画や画像としてすっと頭に浮かぶからということです。
その一瞬、その今を、するどく切り抜く俳句。
そんなことを考えると、
梅雨の今、うっとうしいけど、面白い時期かも、と思います。
梅雨(2)(終わり)