サラリーマンのAkiです。
アイヒマン化する会社員…「思考をやめた人」ばかりが生き残る日本企業の“危うさ”、という記事を読みました。その記事の内容(抜粋)を紹介します。
アイヒマンというのは戦前のドイツのナチス親衛隊の中佐で、ユダヤ人を強制収容所や絶滅収容所に移送し、管理する部門で実務を取り仕切っていたアドルフ・アイヒマンのことです。彼は責任者のひとりとして数多くのユダヤ人をガス室に送り、そこで殺されたユダヤ人は数百万人にのぼるといわれています。戦後、イスラエルのエルサレムの法廷で公開裁判が行われたのですが、人の目に映るアイヒマンは、悪人というより、「ごく平凡なドイツ人」であったそうです。
アドルフ・アイヒマン
「アイヒマンは奇妙なほどにまったく〈思考すること〉ができない人」だったそうです。〈思考すること〉ができないからこそ、自分のやっていることがどういう事態をもたらすかに考えが及ばず、良心の呵責も罪悪感もなしにあれだけの悪をやってのけたのだということです。
これは、今の会社でもありがちなのだそうです。ヒトラー的な経営者から悪を強要されても、良心の呵責なしに従う思考停止のアイヒマンは、もはや思い悩むこともなく、精神を病まずにすむ。それどころか、経営者に気に入られて出世し、今度は上司の立場で部下に悪を押しつけるようになることも少なくない。だから、ヒトラー的な経営者のいる企業には結局アイヒマンしか残らない。
今、大企業も中小企業もアイヒマンであふれているのである。
(抜粋、一部文章改廃、終わり)
この記事を読んで、ああ、と思うところがありました。
自分は技術系の会社員で、以前は会社で、こうしよう、ああしよう、と思うことがたくさんあったのですが、途中で、そうした気持ちを極力、抑えるようになりました。自分の場合、その時の雰囲気に流されつつ、その枠内でやった方が効率がいい、ということに気づいたからです。
アイヒマンになってしまったかもしれません。
もちろん、仕事で悪に走ることはないのですが。
で、日本企業の衰退を記事では危惧しています。
そして、自分も一企業の社員として、その危惧には同感です。
コロナ禍だろうが、不況だろうが、思考停止せず、自分自身で考え続けることが大事だと思います。
いつものように、ぼーと散歩せず、考えながら歩きたい。
思考停止(終わり)