ベトナム好きのAkiです。
ベトナムの風景を写真で綴っています。
前回は『山』でした。今回は『海』です。
まず、ニャチャンの海。
ベトナム中南部の南シナ海(東海)に面した街、ニャチャンのビーチ。
それとニャチャンの港。
たくさんの漁船が出入りしています。
きれいな海ですね。
自分は行ってないですが、ベトナム人彼氏が送ってくれた写真です。
船着き場、ここから無数の観光船が出ます。
水墨画の世界ですね。写真を撮ったのが5月。まだ雨期なんですね。
どんよりとした雲、でもそれが逆にいい雰囲気を出しています。
画面中央の船と重なっているのですが、その小さな島が、ベトナム20万ドン紙幣の裏の絵なんです。
海は穏やか。凪いでいて、すべるように船は進んでゆきます。
この水墨画のような世界を眺めていて、バクダンの戦いを思い出しました。
ハロン湾のすぐ近くにバクダン川が流れています。
北部の主要な港であるハイフォン市の近くです。
バクダン川、ここで幾度となく海戦が行われました。
白藤江の戦い(はくとうこうのたたかい、ベトナム語: Trận Bạch Đằng / 陣白藤、バクダン)は、938年にベトナムで行われた呉朝ベトナム軍と南漢軍との戦いで、 中国からの独立を図った呉朝の創設者・呉権は南漢軍と争い、これに勝利し、1000年近いベトナムに対する中国の支配体制は終りました。また、1288年には同じ場所で陳朝ベトナム軍は元軍と戦いました。フビライ・ハーンによる元寇がベトナムにも押し寄せたのです。しかし、ベトナム軍はこの戦いにも勝利しました。
なので、祖国を守ったバクダン川での戦いは民族の誇りなのです。
ベトナムの海、ハロン湾に漂う、無数の観光船を見ているうちに、押し寄せる元軍を打ち破った、勇敢なベトナムの船のように思えてきました。
ベトナムの風景(海)(終わり)